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SUITA サスティナブル・スマートタウン 2022年春に向けて進行中

2021.05.04

パナソニックなど16企業・団体と吹田市によるプロジェクト「SUITA  サスティナブル・スマートタウン」が進行中だ。パートナー企業、住民、自治体などと一体となって次世代エネルギーや安全、コミュニティの問題解決や活性化を促すまちづくりで、2022年春のまちびらきを目指している。

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 場所はJR岸辺駅前の健都に隣接した、吹田市岸辺中5付近のパナソニックの工場跡地(約2.3ヘクタール)。多世代が居住し交流する街区として、ファミリーやシニア向け分譲マンションや単身者共同住宅など住宅総数362戸のほか、高齢者施設、塾に保育所、商業施設に交流公園などで構成される。

 まちでは異業種が連携し、「エネルギー」「セキュリティ」「モビリティ」「ウェルネス」「コミュニティ」の5つの「スマートサービス」で健康的な暮らしをサポートする。街区全体の消費電力を実質再生エネルギー100%でまかなうことを目標とし、住宅や電気自動車の蓄電池なども活用。このほか、画像認識技術などの導入とまちの見守り拠点を設置して、安心・安全を確保したり、教育や医療サービスを充実させるとともに認知症の早期発見・緩和などにも取り組む。健康と医療のまちづくりを展開中の”健都”との相互連携を図り、超高齢化社会に向けての課題解決、またSDGsの達成への貢献も視野に入れる。

 同社によるSSTプロジェクトは全国で3例目。2019(令和元)年度からプロジェクトを開始し、2020(令和2)年度春から建築物の着工を開始している。

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