入場者20万人突破!琳派 京(みやこ)を彩る11月23日まで 京都国立博物館


今回は夢の競演、関西では75年ぶり、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一の風神雷神図屏風
3対全てが揃い話題を呼んだ。(11月8日で終了)
(上下の作品は俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」国宝、京都・建仁寺蔵)

01俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」(左隻)国宝、京都・建仁寺蔵

俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」(左隻)国宝、京都・建仁寺蔵



02尾形光琳筆「風神雷神図屏風」(左隻)

尾形光琳筆「風神雷神図屏風」(左隻)重要文化財
東京国立博物館(展示は終了)



02尾形光琳筆「風神雷神図屏風」(右隻)

尾形光琳筆「風神雷神図屏風」(右隻)重要文化財
東京国立博物館(展示は終了)



琳派とは桃山時代後期から誕生した「流派」ではなく「様式」である。
「琳派」とは近代研究者が尾形光琳の名を1つとってつくった名称だ。

「琳派」は直接の師弟関係をもたず、
時代を超え、同じような画題や表現方法を通じて継承されていく。
創始者本阿弥光悦、俵屋宗達、その百年後に尾形光琳、乾山兄弟、
その後100年酒井抱一へと続く。
つまり直に師匠の手ほどきを受けず、芸術家自ら意志で選び、模写し、
オリジナリティを加えていきその流れが琳派とよばれるようになった。

07俵屋宗達「舞楽図屏風」(左隻) (2)

俵屋宗達筆「舞楽図屏風」(左隻)重要文化財、京都・醍醐寺
(展示は終了)



個人的に宗達の絵画の特徴をあげるとすれば下記の4つ。

1.同じ模様を繰り返す。

同じ形を繰り返し置くとアニメの動画(?)のように躍動感あふれる。

2.対象物がはみ出す。

上記の俵屋宗達の雷神は太鼓がはみ出ているのがおわかりだろう。
これが、宗達の面白いところで、光琳・抱一は、模写しているようで、少しのオリジナリティを出している。

3.大胆に余白をとる。

水墨画にしても背景は余白を多くとり、よりインパクトを与える。

4.ジクザクに置く

同じ花を違う角度から描き、花の息づかいまで伝わり、美しい躍動感がでる。

12尾形光琳「孔雀立葵図屏風」(左隻)

尾形光琳筆「孔雀立葵図屏風」(左隻)重要文化財(展示は終了)



下記の作品、木製の戸に絵具の滲みとの計算、筆遣いは天才の一語に尽きる。

09俵屋宗達「唐獅子図杉戸」(左)

俵屋宗達筆「唐獅子図杉戸」重要文化財、京都・養源院



11尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」

尾形光琳作「八橋蒔絵螺鈿硯箱」国宝、東京国立博物館



他にも重要文化財の作品を多数展示

13尾形光琳「扇面貼交手筥」

尾形光琳画「扇面貼交手筥」重要文化財、奈良・大和文華館



個人的に一番印象に残ったのは、
抱一の梅樹下草文様小袖(重要文化財、千葉・国立歴史民俗博物館)(展示は終了)。
梅の鮮やかな赤と着物の裾部分の葉の薄緑、たんぽぽの黄色の対比が
目に焼き付き、後ろ裾から上がっていく木の幹から枝ぶりが180年以上の時空を超え
恒久的、日本の春の美を再確認させてくれた。

小さなお子様も口をあんぐり開けて、見入ることは確かである。
まずは一見を!としか言いようがない。圧巻である。

観覧料
一般  1,500円
大学生 1,200円
高校生  900円
中学生以下無料

京都国立博物館
<キョウトコクリツハクブツカン>
〒605-0931京都市東山区茶屋町527
TEL:075-525-2473
HP:http://www.kyohaku.go.jp/jp/
開館時間 火~木・土・日 午前9時30分~午後6時(入館は閉館の30分前まで)
金曜日 午前9時30分~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
定休日 毎週月曜日、年末年始 ※ただし、月曜日が祝日・休日となる場合は開館し、翌火曜日を休館 <2015年度全館休館>    11月24日(火)~12月14日(月)    12月26日(土)~2016年1月1日(金)
アクセス *JRをご利用の場合
JR京都駅下車、市バス京都駅前D1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
JR京都駅下車、JR奈良線にて東福寺駅下車、京阪電車にて七条駅下車、徒歩7分
*近鉄をご利用の場合
丹波橋駅下車、京阪電車丹波橋駅から七条駅下車、徒歩7分
京阪電車をご利用の場合
七条駅下車、東へ徒歩7分
*阪急電車をご利用の場合
河原町駅下車、京阪電車祇園四条駅から大阪方面行きにて七条駅下車、東へ徒歩7分
又は、河原町駅下車、四条河原町から市バス207号系統にて東山七条下車、徒歩3分
*市バスをご利用の場合
京都駅前市バスD1のりばから100号、D2のりばから206・208号系統にて
博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
京都市交通局:市バス路線図
*プリンセスラインバスをご利用の場合
京都駅八条口のりばから11・12号系統にて東山七条下車、徒歩1分
駐車場 有(有料)
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この記事を書いた人:

ニッキ
北摂に住んで10年 大学生2人の息子をもつ母です。 マラソンをはじめて5年目。  去年は淀川マラソン今年は大阪マラソン完走! 万博公園や箕面の滝まで走り体力自慢のアラフィ~です!
http://citylife-new.com/life/30283.html