『ビアトリクス・ポター™生誕150周年 ピーターラビット展 』 グランフロント大阪 4月2日(日曜日)まで


青いジャケットを着たウサギといえば・・・もうおわかりだろう。その名はピーターラビット。今回は国内最大規模で原画、スケッチなど200点を初公開。最初の展示物は作者べアトリクス・ポターの少女時代の暗号日記。そこから耀く英国湖水地方の世界が広がる。下記の素描は鉛筆1本だけで、陰影と毛を正確に描く。彼女の絵の才能がわかる。

ビアトリクス・ポター《ピーターの素描》英国ナショナル・トラスト所蔵



元家庭教師アニー・ムーア―の息子ノエル少年に絵手紙を送ったことからその産声を上げる。

ビアトリクス・ポター《私家版『ピーターラビットのおはなし』初版》
英国ナショナル・トラスト所蔵



ピーターラビットは4人兄弟の末っ子。いたずら好きでお母さんの言いつけを破り農夫マクレガーさんのキャベツを食べてしまう。逃げ切れるかハラハラドキドキの展開。自費出版になり、爆発的な売れ行きとなった。

ビアトリクス・ポター《『ベンジャミン バニーのおはなし』挿絵》
英国ナショナル・トラスト所蔵



しかしポター女史に思わぬ出来事が起こる。39歳のとき婚約者が白血病で急逝してしまう。益々作品に没頭するようになり、「りすのナトキン」「ティギーおばさん」等々。次々シリーズものを生み出す。

ビアトリクス・ポター《『ピーターラビットの暦:1929』挿絵(2月)》
英国ナショナル・トラスト所蔵



思い出の地、スコットランドの湖水地方のニア・ソーリーにあるヒル・トップの農場を購入する。
やがて自然保護運動に熱を入れ、ナショナルトラストの運動に入り、新しい出会いがあり、47歳のとき結婚する。

ヒルトップ農場 Photo/Sony Creative Products Inc.



意外だったのは、彼女は今でいう”理系女子”であったこと。菌類、動物生態系を熱心に学び、ロンドン・リンネ学会にハラタケ属の胞子の論文を提出。しかし当時女性が学会で発表することは許されず代読だけで終わった。しかし彼女はこれらの経験を糧にしている。後に出版社の反対にもかかわらず、ストーリーのはじめにピーターラビットのお父さんが肉パイされたことを入れている。強い信念の持ち主となった。

また先見の目があり、キャラクター権を取得の第一人者だ。売り上げのほとんどが自然保護運動にまわされる。

 《ピーターラビット:ナーサリー・ウェア・コレクション》 英国ナショナル・トラスト所蔵 ©The National Trust/Robert Thrift



遺言により広大な屋敷や農場も当時のままのこされている。

デルマー・バナー『晩年のビアトリクス・ポターの肖像画』
英国ナショナル・トラスト所蔵 ©The National Trust/Robert Thrift



会場内では意外に男性が一人で来場する方が多かった。皆幼かった良い思い出思い浮かべてるようだ。それもそのはず、100年以上変わらぬ愛らしいウサギ、フクロウ、ブタたちがお出迎えしているのだから。英語、日本語とも絵本が全巻勢揃い。ぜひお手にとってみて!

グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル イベントラボ
<グランフロントオオサカ キタカン ナレッジキャピタル イベントラボ>
大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪内
TEL:ハローダイヤル 050-5542-8600
HP:http://www.peterrabbit2016-17.com/info_o/
開館時間 10:00 ~ 18:00(最終入館は、17:30まで)
プレミアムフライデー 3月31日(金)は19:30まで延長開館!
(最終入館は19:00まで)
アクセス ● JR 大阪駅2階中央北口より徒歩3分
● 地下鉄御堂筋線 梅田駅北改札より徒歩3分
● 阪急電車 梅田駅2階中央改札口より徒歩3分
● 阪神電車 梅田駅地下1階百貨店口より徒歩5分
入場料金 大人1300円 高大生1000円 小中生600円 
※障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は当日料金の半額
※未就学児童は入場無料
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この記事を書いた人:

ニッキ
北摂に住んで10年 マラソンをはじめて6年目。 去年は淀川マラソン一昨年は大阪マラソン完走! 万博公園や箕面の滝まで走り体力自慢のアラフィ~です!
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