「細雪」元祖”芦屋マダム”訪ねて 谷崎潤一郎記念館


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閑静な芦屋の通りに谷崎潤一郎記念館がある。
只今12月7日まで秋の特別展「細雪への招待」展示中。

[こいさん頼むわー]この冒頭文に見覚えはないだろうか。

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谷崎氏の生原稿も展示、静かな時が流れる



ストーリーは端的にいえば、縁遠い三女、雪子に縁談がまとまるまでの話である。
そして雪子の結婚は戦前の優雅なブルジョア一家の終焉を意味する。
4姉妹の中で一見古風だが一番芯が強い3女、雪子と
社会的に精通しているが恋愛騒動を起こす4女、妙子、この2人を軸にして物語は展開していく。

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美しい着物 この色合い模様はこの時代しかないもの



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潤一郎愛用のマント



ここで新たな発見。谷崎氏の第一稿は物語のエンディングはハッピーエンドであったことがわかる。
しかし、最終的には雪子が嫁ぐ日、心因性の下痢状態が続くことに書き改められている。

PA041396 これから日本が歩む道を懸念する気持ちがあったかもしれない。
なにか今の時代にオーバーラップするところがあるかも。

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悠久な時を過ごせる



物語は外国人との交流も描かれてあり、芦屋ならではの描写も
谷崎自身引っ越し魔で関西でも8回目で、芦屋に足掛け3年間過ごす。

「谷崎さんねーう~ん」という方はせめてこの庭園をご覧になってみて
戦前の関西モダニズム。もう2度と味わえないもの。
しばし谷崎の耽美の世界に浸ってみては。

 

芦屋市谷崎潤一郎記念館
<アシヤシ タニザキジュンイチロウ キネンカン>
兵庫県芦屋市伊勢町12の15
TEL:0797-23-5852
HP:http://www.tanizakikan.com/exhibition.php#oku11
営業時間 開館時間: 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
休館日: 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)
展示入れ替え等の期間(詳細は、当館までご確認ください。)
観覧料: 一般     300円(240円)
大・高生  200円(160円)
中学生以下無料
・( )内は20名以上の団体料金。
・65歳以上の方半額。
・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方および介護者1人は半額。
・特別展開催時は、一般400円、大・高生300円、中学生以下無料。
駐車場: 隣接する美術博物館・図書館の駐車場をご利用下さい。
アクセス ■阪神芦屋駅より
 南東へ徒歩15分。
 南側 2番のりばから『緑町』経由のバスに乗車し、
 『緑町』下車。東へ徒歩1分。
■JR芦屋駅より
 北側 5番のりばから、『緑町』経由のバスに乗車し、
 『緑町』下車。東へ徒歩1分。
■阪急芦屋川駅より
 南側 5番のりばから『緑町』経由のバスに乗車し、
 『緑町』下車。東へ徒歩1分。


こちらから芦屋市のホームページの
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詳細は TEL 0797-23-5852 にお問合せください。

この記事を書いた人:

ニッキ
北摂に住んで10年 大学生2人の息子をもつ母です。 マラソンをはじめて5年目。  去年は淀川マラソン今年は大阪マラソン完走! 万博公園や箕面の滝まで走り体力自慢のアラフィ~です!
http://citylife-new.com/news/12977.html