高槻市立図書館ブックスタート~親子のふれあいを大切に~


「ブックスタート」と聞いて、すぐにピンとくる人は少ない。
それは、高槻市立図書館が2006年に始めた、子育て支援の1つ。
市の保健センターで健診を受ける、4か月の赤ちゃんに「絵本をプレゼントする」という事業。

4か月のあかちゃんに絵本?と驚かれる人が大半だろうが、
あかちゃんを甘く見てはいけない。
興味を持って、じぃーっと見入るあかちゃんも少なくない。

高槻市立 中央図書館の新居さん、野久保さんに、
その重要性を伺うと、こんな言葉が出てきた。

「親子でのふれあい時間を、是非絵本で持っていただきたいのです」

私たちは、本や読書と聞くと、すぐに「勉強」とつなげてしまう。
小さいころから、親や先生に「本を読みなさい」と、言われ続けて今に至る。
自分の子供にも同じことを言うのかと思うと、ぞっとするが、
「親子のふれあいの時間」なら、気負わず挑戦できそうだ。

だが、どんな絵本を読めば良いのか、選べば良いのかわからない。
書店へ行けば、たくさん並んではいるが、
子供の目を引くのは、おもちゃがついていたり、音が出たり、
パペットがついていたり、シールやキャラクターものがついていたり・・・。
おもちゃ屋さんに来たのか、と見まがうほどの書店もあるくらいだ。
そこで参考にしたいのが、高槻市立図書館で配られているこちら。

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初めての絵本に最適なものばかりが20冊。

 

ちいさいおうち
こちらは、長く愛されて読みつがれている絵本達。




中をのぞくと、あぁ懐かしい!と思わず言いたくなるような本ばかり。
これらの本を1冊も知らないで育った人は稀だろう。
というほど、誰もが知っている本ばかりだ。

でも、実際に書店ではこれらの本は、目につくところに見かけることが少なく、
書店の隅のほうにたてかけられているのを、やっと見つけ出す。ということを、私も何回か経験した。

そんな話をお二人にすると、力を込めてこうおっしゃった。

「でも、絶対になくならない本なんです。だから、ずっと読み継がれる本なんです」




思えば、ぐりとぐらの大きな黄色いカステラに目を丸くし、
卵の殻で作った自動車に、自分も一緒に乗せてほしかったこと。

「うんとこしょ どっこいしょ まだまだかぶは抜けません」
と、今でも重い荷物を運ぶときについつい口にしてしまうこと。

「はじめてのおつかい」に、自分が挑戦したとき、
「みぃちゃんも行ったんだから」と強く握りしめた100円玉。

せんたくが大好きなかぁちゃんが、かみなりさままで洗ってしまい、
かみなりさまのお顔を書くのに、一緒にワクワクして、ニヤニヤ笑った。

今、小さい子供を膝に乗せてこれらの本を開くとき、
大げさではなく、絵本という財産を前にした文化の共有だなと、感じることがある。

時代を超え、世代を超え、性別を超え、長く読み継がれる絵本達。
本の扉を開くと、いつでも物語の冒険へ出かけられる。
だからこそ、なくならない素晴らしい絵本。
そんな絵本が、たくさん紹介されている。

そして驚いたことに、絵本によって自分自身も、なんだかやさしい気持ちになり、
自分の子供時代を思い出し、柔らかい心で接することができたりする。

本当に不思議な力がある。絵本には・・・。

 

高槻市の各図書館、では、あかちゃんとその保護者を対象とした、お話会を開催している。
どんな絵本を選べばよいか?
お話に興味を持ってくれるかな?
少しでも興味を持たれた方は、是非高槻市立図書館やお近くの図書館まで。
ちなみに私は、図書館で借りて、子供の食いつきがよかった本を自宅で購入している。



最後に、絵本や子供の本の翻訳や創作に生涯をささげ、
戦後の日本における「子供の本の立役者」と言っても過言ではない、
石井桃子さんのこんな言葉をご紹介する。

子どもたちよ
子ども時代を しっかりとたのしんでください。

おとなになってから
老人になってから
あなたを支えてくれるのは
子ども時代のあなたです



親である私たちは、身の引き締まる思いである。


この記事を書いた人:

マリア
この度、NewsPosboの記者に選んでいただきました、高槻市在住のマリアと申します。 現在3歳の男の子と0歳の女の子の子育て中で、まるでクレヨンの落書きのような毎日を過ごしております。 そんな毎日ですが、楽しいこと、おいしいこと、嬉しいことが大好きです!暮らしを心地よく整えることや、日々機嫌良く暮らすことが私のHappyです! 皆様に少しでも楽しんでいただけるよう、地域の隅々に目を配り、「チャリンコ・子連れ・ライター」として、楽しく、嬉しい情報を発信してまいりたいと思っております。 こんなブログをやっています。http://witchmaria.exblog.jp/ どうぞよろしくお願いします。
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