特別展 チャペック兄弟と子どもの世界 ~9月9日(日)まで~ @芦屋市立美術博物館


初めて訪ねた、芦屋市伊勢町にある『芦屋市立美術博物館』。

現在、特別展 チャペック兄弟と子どもの世界が好評開催中。


〝ロボット〟という言葉の生みの親・・・それが、チェコの作家である
カレル・チャペック。
造形作家として活躍するお兄さんのヨゼフ・チャペックと共に、チャペック兄弟が
子どもたちに注いだあたたかい視点で生みだした子どもたちのための作品が公開
されています。

“子どもたちのため”・・・と記しましたが、もちろんオトナも存分に楽しめます!
展示構成が5章。第1展示室と第2展示室でご覧いただけます。

【第1展示室】

時間がゆったりと流れるような気持ちで鑑賞できます。



◇子どものモチーフ 油彩画、鉛筆画、版画などから画家・ヨゼフの活動を紹介。

◇さまざまな仕事  ヨゼフは「芸術がはじまる境界を厳密に区切る明確な線は
ないと思う」と高尚芸術と大衆芸術を区別する事なく子ども向けの作品に対して
真摯に取り組み、子どもをテーマにして手掛けた活動の様子を紹介。

◇子どもの視点 ヨゼフ自身の子どもを通じて、子どもの存在が創作に影響し、
子どもの表現を通じて自らの作品を深化された作品を紹介。

鑑賞時は、白線内に入らないようにご注意のうえ作品をお楽しみ下さいね。




お伺いした日は夏休みが終わる直前だったので、親子で来館されている方が。
年配の方が肩を寄せ合って楽しまれていたり・・・そして、何よりお一人で
ゆっくり鑑賞されている方が多かったです。ご自身のペースでひとつの作品を
じっくり見つけておられたり、何度も気になった作品をいったりきたりとご覧に
なっていたり。楽しまれているスタイルが様々でした。


時代背景(戦争)を感じる作品にも注目してください。



必見!!!ケースの中にも貴重な展示物があります。



“子どもに立ち戻らなければならない”という言葉をヨゼフは遺していますが、
オトナになって忙しい時間を過ごしている人、また定年を迎えて余暇を楽しんで
おられる年代の方にもむけているメッセージなのか?と思いました。

また、チャペック兄弟は健康上の理由により第一次世界大戦の徴兵を免除になり
ましたが、戦争の重苦しい空気が漂っている作品もあります。

1930年代に作品では、お顔に目鼻口が描かれていないものもありました。
表現がわからないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それは見ている
自分の気持ちが反映されるかな?その時のインスピレーションで自分なりの
目鼻口をいれるのもアリかな、と思いました。

【第2展示室】


◇おとぎ話 第一次大戦後、チャペック兄弟は良質な児童文学を創作しようとする。
カレルは様々な世代の作家や芸術家の作品を編纂し、ヨゼフはその物語に挿絵を施し
「おとぎ話」というジャンルを確立されました。

◇いぬとねこ 兄弟は新聞の日曜版で児童向けの付録「子どものコーナー」を担当。
文章をもとにヨゼフは「こいぬとこねこは愉快な仲間」を生み出し、カレルは飼育
していた犬、猫との暮らしをエッセイ、写真等として発信しました。


第2展示室では横長ソファーがありますので、のんびり鑑賞することも!!!

「こいぬとこねこはゆかいな仲間」は多くの国の言葉で翻訳。



中国・デンマーク・ロシア・ラトヴィア・フランス・モルドヴァ・スペイン・
ドイツ語で本になっている!今回はこの8か国の本ですが他の言語でも発刊。


ヨゼフは童話を書き直して舞台用の脚本にしたり、舞台芸術も手掛けられました。

ペットと戯れている様子が作品として鑑賞できることに親近感がわきました。

2階にあがり、 ←第1展示室 と →第2展示室を何度も繰り返して鑑賞するのも勿論OK!



ご覧いただきたいのは、第1展示室・第2展示室だけではありません!
見逃さないでくださいよ!!!!!


舞台美術や切手のデザインもパネルで鑑賞できます。


↑ カレル愛用のカメラ「ローライフレックスオリジナル二眼レフカメラ」

ココだけは来館された方も撮影OK。記念にどうぞ!



鑑賞後に、感想などを書いてくださいね。後日、想い出のアルバムに・・・。



絵本の世界をイメージしたテーブル、椅子も体感してみてください。



チャペック兄弟は、平和を愛し人間の尊厳を守るため文化芸術をチカラに
ナチズムとたたかった・・・反戦風刺の中にも、収監された収容所でも
描き続けて遺した作品も是非ごらんいただきたいと思います。

会期は残りあと僅か。9月9日(日)までお楽しみいただけます!

◎3つの美術館をまわろう!◎

芦屋市立美術博物館、伊丹市立美術館、西宮市大谷記念美術館と阪神間の
3会場で開催されている企画展において、入館料の相互割引を実施中!


各展覧会の半券をチケット販売窓口で呈示されると団体料金でご覧頂けます。
芦屋市立美術博物館で鑑賞された方は、伊丹市立美術館、西宮市大谷記念美術館で
利用して貰え、伊丹市立美術館、西宮市大谷記念美術館で現在開催中の企画展を鑑賞
された方が半券持参で芦屋市立美術博物館にお越し頂き鑑賞される事もできます。

◇◆◇次回企画展◇◆◇
富田砕花展~受け継がれる詞<うた>~(9月22日~11月25日)

開催日時 2018年 07月01日(日) ~ 2018年 09月09日(日)
10:00~17:00 ※入館は閉館30分前の16時30分迄
休館日:月曜日(祝日の場合は開館・翌火曜日休館)
参加費・入場料 一般800円 大学生高校生600円 中学生以下無料
HP http://ashiya-museum.jp
会場 芦屋市立美術博物館  芦屋市伊勢町12-25
アクセス 徒歩:阪神電車「芦屋駅」より南東へ約15分  ※阪急電鉄「芦屋川駅」より南東へ約30分
バス:阪急バス「新浜町」「芦屋市総合公園前」行乗車(31・32・35・36・131系統)⇒「緑町(美術博物館前)」下車
◎バス乗り場 阪神芦屋駅南側②のりば 阪急芦屋川駅南側➄のりば JR芦屋駅北側➄のりば
お問合せ 0797-38-5432
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この記事を書いた人:

KON
宝塚で生まれ育ち、現在は箕面市在住。 この2市でしか生活をしていませんが、北摂・京阪神地区を 駆けまわっていますので、ひとつでも多くの情報をUPして いきます。 イベント&スポーツ情報にグルメの事なら、おまかせあれ!!!
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