地域情報紙「CITY LIFE」が発信する
地域密着のニュースサイト

永遠の高校球児たちへ マスターズ甲子園

2019.09.15

第101回全国高校野球選手権大会は今年も熱戦が繰り広げられ、令和初の夏の甲子園の幕が下りた。皆さんは秋に甲子園球場で行われる”もうひとつの甲子園”があるのをご存知だろうか。

「マスターズ甲子園」は別名「秋の甲子園」ともいわれ、元高校硬式野球部関係者(部員、監督、部長、コーチ、マネージャーのOB・OG)で、高校の野球部に一時期でも在籍したことのある者のみ出場資格が与えられる大会である。全国で200万人いると推計される元高校球児が、各地域でのOB・OG野球クラブの活性化、生涯スポーツとしての野球文化の発展、熟年(マスターズ)世代はもちろん、現役の高校球児や若い世代への応援メッセージの発信などを行っている。

ベンチ登録者は選手、監督、部長、コーチ、代表者、マネージャーを含めて最大50名までで、登録者は全員が試合に出場することができる。試合は9イニング、もしくは1時間30分打ち切りで延長戦は行わない。3回までを34歳以下のチームで行い、4回以降は35歳以上のチームで行う。投手は全て2イニング以内の登板とするなど、19歳から80歳を超える幅広い年代や性別の選手が出場するため、ルールや試合方法にマスターズ甲子園独自の規定が設定されている。

秋の甲子園でも毎年熱い戦いが繰り広げられている。

 

真剣勝負でありながら、多様性を認めて楽しみながら勝負するのがマスターズ流。そして、高校時代は行くことができなかった夢の舞台・甲子園球場に母校のユニホームを身に着けて共に出場する父と息子、全国制覇してもなお、またあの聖地を目指す選手たち…など、様々なストーリーが。

今年は大阪のPL学園が地方大会に出場して話題となった。甲子園に高校1年の夏から5季連続出場、通算20勝を挙げ、プロ野球・読売ジャイアンツでも活躍した桑田真澄さん(51)がマウンドに上がっている。現在硬式野球部は休部中だが、春夏連覇を含め春3回、夏4回の優勝を誇る超名門校・PL学園がマスターズ甲子園で復活となるか、注目だ。

第1回大会(2004年)の開催当時、各地区の予選大会参加校は4県82校だったが、昨年の第15回大会には16都道府県305校の参加となった。マスターズ甲子園実行委員会の長ケ原誠 委員長は「目指せ甲子園!という思いは何歳になっても変わらない。終わらないんですね。生涯、野球を楽しんで各地区でも同窓会として盛り上がってほしい」と話す。

16回目となる今年の大会キャッチフレーズは「あの日の9回裏のその先がある」。11月8日(金)に前夜祭、9日(土)と10日(日)に試合が行われる。

歴代の大会ポスター。

newstest

北摂・阪神の地域情報紙『シティライフ』編集部です。 地域密着の情報をお届けします。
HP http://citylife-new.com/

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。