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笑顔こぼれる「だるま文字」を探して元気をもらおう

2019.06.11

近頃、北摂のいろんな店でひょっこり出会う「だるま」をご存知だろうか?

ポストカードに店名と共に描かれた「だるま」。目が合うとフッと微笑んでしまうほど可愛らしい。店のインテリアにまぎれてこちらを覗いてる時もあるし、レジカウンターの上で店番をしている時もある。

そんな「だるま」と文字とをコラボさせた「だるま文字」は、筆文字アーティスト今元冨記子さんのオリジナルアートだ。

元々は「笑顔」を書き込んだ「笑文字」だったのだが、学習塾の名前を描く際、受験シーズンと重なっていたので、合格祈願を込めて「だるま」にアレンジした事から「だるま文字」が誕生した。塾のフロントに飾られた「だるま文字」は生徒を明るい気持ちにし、塾内に限らず、ブログを見た人たちの人気者に。噂が噂を呼び、今では店舗の開運招福や個人のお祝いの贈りものとして「だるま文字」の注文が増えている。

曽根の居酒屋『亀は萬年』

豊中の美容院『rak』

会社や郵便局にもだるまを発見

岡町のケーキ屋『こえり』で令和記念ケーキにも登場

元・保育士の今元さんが筆文字を広めるきっかけになったのは、園児のお母さんへの手紙だった。お子さんそれぞれの名前に笑顔を書き添えたことが、育児に悩むお母さんを励ましたのだそう。

今元さんが筆文字アーティストとして伝えたいのは「名前を大切にすることは私を大切にすること、という思いなんです。名前も店名も、命名する時はたくさんの望みや未来を名前に託しますよね。名前は生き方の道しるべ。だから名前を好きになってほしい」と話す。

目の前で描いてもらった。豊中のカフェバー『GALA』のイメージはピンクらしい

アンティークなインテリアにもすぐに馴染むからすごい

今元さんが訪ねた店で描く「だるま文字」への制作意欲は、いい時間を過ごせた店への感謝の気持ちから湧き出るらしい。スタッフの方自身が店を愛し、お客を大切にしている事が伝わってくると「だるま」でエールを送りたくなるそうだ。

 

笑富工房 えふこうぼう

電話番号
メールアドレス:tenshimoji@gmail.com

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