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24時間どこでも利用可能 KOBE電子図書館 2020年4月末まで試行実施

2019.12.13

神戸市立図書館では、楽天株式会社との連携により、電子図書の貸出サービス「KOBE電子図書館by Rakuten OverDrive」を試行実施している。パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどで24時間利用でき、貸出や返却の際に図書館に出向かず本を借りることができる便利な機能だ。全国の自治体で6都市目の実施となる神戸市は、高齢者など図書館に行けない人へのサービスとして今後の本格実施も検討している。

利用できる日本語の書籍は約1,500冊。小説やガイドブック、生活関連本、健康情報関連本など幅広く取り揃えられており、順次冊数を追加予定。他に、著作権の消滅した作品など無料で読める作品を取り扱う「青空文庫」が11,200冊利用できる。また英語教育が本格化するにあたり、幼少期から家庭でも英語に親しめるよう、また中学生のリスニング対策にと、ネイティブによる読み上げ絵本(リード・アロング)などの英語書籍が約700冊提供されているのも特徴。

利用方法は簡単。神戸市立図書館の「図書館カード」を持っている人はカウンターにて電子図書館用のIDとパスワードを発行してもらい、手持ちのモバイル端末で電子図書館のサイトにアクセスし、IDとパスワードを入力するだけ。貸出は最大3冊まで、貸出期間は2週間となる。貸出期限がくると自動的に返却となる。返却期限前なら貸出期間の延長を申請することができる。書籍の予約は3冊まで可能だ。サービス利用料は無料だが、通信料は利用者負担となる。また、神戸市以外の近隣自治体に在住の方も利用することができる(対象自治体は下記参照)。
2019年3月末現在、ID登録者数は8,104名。2018年6月22日の試行実施開始から2019年3月末現在ののべ貸し出し数は17,009点となっている。

(電子図書館利用対象自治体)
芦屋市、西宮市、宝塚市、三田市、明石市、三木市、淡路市、稲美町

(推奨環境)
ウェブブラウザ
・Chrome ・Firefox ・Safari ・InternetExplorer11 ・Edgeの最新のもの
モバイル端末
・Android4.0以降
※Androidの既存のウェブブラウザではなくChromeが必要
※リード・アロング(読み上げ音声)の利用にはAndroid4.1以降が必要
・iOS9.0以降

(KOBE電子図書館の使い方)
http://www.city.kobe.lg.jp/documents/370/20190514_denshi_tukaikata.pdf

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。