白鶴美術館2015年春季展 内覧会~本館・仏教美術と中国陶磁~


2015年3月3日(火)からの春季展開催に先立ち、3月2日(月)に白鶴美術館で行われた内覧会
にお伺いしました。(春季展の紹介記事はこちら)たくさんの作品が展示されていますが、
その一部をご紹介致します。(【重文】=重要文化財)

美術館の建物は和をモチーフにした、一見お寺のように感じられる作りとなっています。
DSC_11341 入って真正面に見えているこの建物が展示スペース。庭の真ん中にある灯籠は、東大寺
大仏殿前にある八角灯籠を写したもの。

長廊下の絨毯のふかふかさに驚きつつ、展示室へ。
1階展示室では中国陶磁、床の間には掛軸が展示されています。

トップの写真は重要文化財に指定されている「白地黒掻落龍文梅瓶」(中国 北宋時代)。
白い化粧土が塗られた瓶に鉄絵の具を塗って、削っていくという手法で作られたもの。
こういう手法があること自体初めて知ったのですが、その技術のすばらしさと美しさ
に感動しました。白黒であるからこそ、龍の力強さ・迫力をより感じられます。

唐三彩鳳首瓶(中国 唐時代)鳳凰の首が注ぎ口となっています

唐三彩鳳首瓶(中国 唐時代)鳳凰の首が注ぎ口となっています


三彩詞文枕(中国 金時代) 陶器製の枕で本を見開いたようなつくり。2人で寝れるようになっています

三彩詞文枕(中国 金時代) 陶器製の枕で本を見開いたようなつくり。2人で寝れるようになっています


五彩魚藻文壺(中国 明時代)蓮と魚はゆとりある生活を願って描かれています

五彩魚藻文壺(中国 明時代)蓮と魚はゆとりある生活を願って描かれています


【重文】金襴手獅子牡丹唐草文八角大壺(中国 明時代)細かい文様が特長。獅子がユーモラスな表情で描かれています

【重文】金襴手獅子牡丹唐草文八角大壺(中国 明時代)細かい文様が特長。獅子がユーモラスな表情で描かれています


五彩武人図有蓋壺(中国 明時代) 服装や持ち物までこと細かく描かれており、当時の様子を知ることができます

五彩武人図有蓋壺(中国 明時代) 服装や持ち物までこと細かく描かれており、当時の様子を知ることができます



続いて2階の展示室へ。2階では仏教美術が展示されています。

【重文】金銅小幡 一坪(日本 白鳳時代) 全7枚のうち1枚保有されており、展示されています

【重文】金銅小幡 一坪(日本 白鳳時代) 全7枚のうち1枚保有されており、展示されています


【重文】法華経(色紙経) 巻第八 一巻(日本 平安時代) 色が付けられた紙にお経が書かれています

【重文】法華経(色紙経) 巻第八 一巻(日本 平安時代) 色が付けられた紙にお経が書かれています


古筆手鑑 一帖(日本 奈良~室町時代)3/3~5/6の展示。全269葉からなり、最初のページは賢愚経の断簡です

古筆手鑑 一帖(日本 奈良~室町時代)3/3~5/6の展示。全269葉からなり、最初のページは賢愚経の断簡です


青銅鍍金獣脚香炉(中国 唐時代) 5本脚のもので、脚がとてもリアルに作られています

青銅鍍金獣脚香炉(中国 唐時代) 5本脚のもので、脚がとてもリアルに作られています


【重文】高野大師行状図画 第二巻(全十巻の内 日本 鎌倉時代) 3/3~4/3の展示。空海が描かれています

【重文】 高野大師行状図画 第二巻(全十巻の内 日本 鎌倉時代) 3/3~4/3の展示。空海が描かれています


【国宝】賢愚経 甲巻 一巻(日本 奈良時代)3/3~4/22の展示。東大寺戒壇院伝来

【国宝】賢愚経 甲巻 一巻(日本 奈良時代)3/3~4/22の展示。東大寺戒壇院伝来


複製 狩野元信筆「四季花鳥図屏風」六曲一双の内 右隻(原作・日本 室町時代) 3/3~4/22まで展示

複製 狩野元信筆「四季花鳥図屏風」六曲一双の内 右隻(原作・日本 室町時代) 3/3~4/22まで展示



こちらの美術館の展示方法ですばらしいと思ったのは、壁際に展示してあるものは掛軸や
屏風で、それ以外の作品はガラスケースに入っていて、四方八方から作品を鑑賞できると
いうところ。角度を変えて見てみると、面ごとの絵柄の細かな違いや、印象が変わって
見えたり、新たな発見をできると思います。

写真では伝わらない作品の美しさや質感をぜひ美術館でご覧になっていただきたいです。

開催日時 2014年 03月03日(月) ~ 2015年 06月07日(日)
10:00~16:30(入館は16:00まで)
月曜日休館(但し5/4は開館し、5/7を休館)
参加費・入場料 大人:800円 65歳以上・大学・高校生:500円 中・小学生:250円 (団体20名以上は2割引)
HP http://www.hakutsuru-museum.org/
会場 白鶴美術館 (神戸市東灘区住吉山手6-1-1)
アクセス ・阪神御影駅、JR住吉駅から市バス38系統 渦森台行 「白鶴美術館前」下車
・阪急御影駅から北東に徒歩約20分
お問合せ 公益社団法人 白鶴美術館
TEL/FAX:078-851-6001

※無料駐車場あり

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この記事を書いた人:

soleil
豊中生まれ豊中育ち、現在は箕面在住。最近カメラを買い替えて、再び写真ブームが到来!そのカメラで撮影した、北摂の美しい風景やスポットなどを「CityLifeNEWS」でご紹介できればと思います。
http://citylife-new.com/play/event/19593.html