日本酒にもっと親しもう 灘五郷の日本酒文化をPR


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阪神地区で受け継がれてきた産業の一つに、灘五郷での清酒造りがある。灘五郷は、神戸市の西郷、御影郷、魚崎郷と、西宮市の西宮郷、今津郷の総称で、各郷に2から10の酒蔵があり、清酒生産量は全国一。一方で、日本酒の国内消費量は減少傾向にあり、灘五郷も例外ではない。

【酒蔵活性化プロジェクト続々実施】
 日本酒消費量が減少傾向にある中で、平成29年度から灘五郷酒造組合に、神戸市、西宮市阪神電気鉄道株式会社を加えた4者で『「灘の酒蔵」活性化プロジェクト実行委員会』を結成し、灘五郷の認知度を高めようと、官民が連携してプロモーション活動を実施している。
 ラッピングトレインの運行に始まり、阪神電車で酒蔵を巡るスタンプラリーを実施したり、灘の酒を提供する飲食店を紹介した「日本酒ガールの灘五郷ほろよいマップ」を各駅に設置するなど、企画が目白押しだ。阪神電車の担当者は「ラッピングトレインの写真がSNSで広まるなど、蔵開きでは昨年と比べて1割程来場者が増えました」と、プロジェクトの効果を感じている。スタンプラリーは5月6日まで実施する。

【日本遺産認定めざす 阪神間5市で準備会】
 阪神間に花開いた日本酒文化をさらにアピールすべく、関係各市が日本遺産の認定に乗り出した。清酒発祥の地を掲げる伊丹市をはじめ、神戸市、西宮市、尼崎市、芦屋市の5市が合同で、日本酒文化の日本遺産認定を目指すため「阪神間日本遺産認定申請準備会」を3月1日に発足した。
 日本遺産とは、2015年に文化庁が創設した地域の歴史や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを認定する事業。現在、兵庫県では「丹波篠山 デカンショ節」(篠山市)、「『古事記』の冒頭を飾る『国生みの島・淡路』」(淡路島3市)など4件が認定されている。
 現存する酒蔵の中で日本最古である伊丹市の「旧岡田家住宅・酒蔵」、六甲山系の気候と「宮水」、丹波杜氏の優れた技が育んだ神戸・西宮市の「灘五郷」、日本一の生産量を誇る尼崎市の菰樽(こもだる)、酒造家の別邸として建てられた芦屋市の「ヨドコウ迎賓館」などの日本酒文化を国内外へ発信することで、地域の活性化を戦略的に図る。認定可否の発表は、2019年春頃。


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阪神版
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