神戸市が実態調査を実施 ごみ10%削減へ一歩


【市民700世帯が食品ロスダイアリーを試す】
 ごみ排出量10%削減を目指す神戸市では、食べ残しや手付かず食品が廃棄される「食品ロス」の削減に向け、一昨年の11~12月と昨年の6~7月の2回、「食品ロス実態調査」を実施し、今年4月に分析結果を発表した。国で実施された実態調査よりも一歩踏み込んだ内容になっており、廃棄の多い食品の種類や廃棄理由、家族構成などを細かく分析して有効な対策につなげる狙い。調査は日記形式で、廃棄のたびに種類、量、廃棄理由、保存形式などを記録する「食品ロスダイアリー」を作成。合計約700世帯の市民モニターが4週間にわたって記録した。

【「思ったより捨てていた」調査中に得られた気づき】
 調査結果によると、廃棄された手付かず食品のうち最も多かったのは生鮮野菜だった。廃棄理由は「品質劣化」や「期限切れ」が多く、「家にあるものをうっかり買ってしまう」「閉店前の値引き商品をよく買う」という消費行動が影響していることが分かった。世帯別に見ると、18歳未満の子どもがいる世帯と単身高齢者世帯で食べ残しによる廃棄が多い。また、事前アンケートでは食品ロスが「全くない」「ほとんどない」と回答した世帯でも期間中3~4回食品を捨てていた。参加者は「思ったより捨てていた」「同じようなものを捨てていることが分かった」と自覚でき、週を追うごとに食品ロスの発生量が減っていったという。その結果、ダイアリーをつけること自体が意識の向上につながることが分かった。
 神戸市では今後、より簡易的な食品ダイアリーの様式をHPで公開し、ダウンロードして使えるようにする。また、家庭で余っている食品を寄付するフードドライブの実施や学校、地域福祉と連携して子どもや高齢者向けに食育を行い、食品ロス削減を目指していく。


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