市によってこんなに違う、スプレー缶とボタン電池のごみの出し方


 昨年12月、北海道札幌市で発生した爆発火災事故。室内で大量のスプレー缶のガス抜き作業を行い、ガスが充満した部屋で給湯器を使用したことが発火の原因とされている。同11月には吹田市山田北の量販店で大規模火災が発生。廃棄前のボタン電池同士の接触によって出火したと見られている。これら以外にも、スプレー缶のガス抜き作業やボタン電池の接触による火災は頻発している。不注意や認識不足が大きな事故に繋がる恐れがあるため、適切な処理を行うことが大切だ。

【市の指定に従ったごみ出しを】
 スプレー缶のごみの出し方は各市によって異なるが、ほとんどの市で「使い切ってから出す」ように指定している。特に、ごみを圧縮するプレス式のパッカー車で収集している場合、缶にガスが残っていると圧縮時に車内で発火する恐れがあり、車両だけでなく通行人にも危険が及ぶ。実際に、ガスが中に残った状態でごみ捨て場に廃棄されているケースは少なくなく、全国的にも収集車の中での火災が毎年発生している。また、不燃ごみに混ぜられたスプレー缶による車両火災も絶えない。そのため、スプレー缶に穴を開けるよう指定している市も多い。誤ったごみの出し方が重大な事故につながるため、各市では、指定に従った処理方法を呼びかけている。
 なお箕面市では、2017年から使い切っていないスプレー缶もそのままごみとして出すことができる。これは誤ったガスの抜き方が火災につながる恐れがあるためで、回収後に市が安全に中身を出し切ってから処理している。
 ボタン電池は時計やゲーム機、補聴器などに使われている電池で、厚みのある小さなボタンのような形をしている。電器店やスーパーなどの専用ボックスで回収している市が多いが、ボタン電池同士が接触すると発熱、破裂の恐れがあるため、正しい分別が必要だ。

【正しいごみの出し方を知ろう】
 ヘアスプレーや殺虫剤などのスプレー缶やカセットボンベには可燃性のガスが含まれているため、屋内でガスを抜くのは非常に危険。缶に穴を開けて廃棄する場合は、給湯器など火気のない風通しのよい屋外でガスを出しきってから開けるよう、各市では呼びかけている。缶の種類によって正しい抜き方が異なるため、分からない場合は市の担当課に相談を。ボタン電池は1個ずつセロハンテープなどで絶縁し、電池同士が接触しないようにする。また、ボタン電池に似た形状の「リチウムコイン電池」がある。水銀が含まれていないため、市によっては一般の不燃ごみと一緒に捨てることができるが、ボタン電池との正しい区別が必要だ。ボタン電池は厚みがあるのに対し、リチウムコイン電池は硬貨のように平らで少し大きい。型式記号にCRおよびBRが含まれているので、しっかり見分けて処理しよう。


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