大学入試改革で、英語が変わる「読む」「聞く」の2技能に 「書く」「話す」を加えた4技能の評価へ


 2020年にセンター試験が廃止され、2021年より「大学入学共通テスト」がスタート。大学入試が激変するなか、特に大きく変化する科目が英語です。今回、2021年に受験を迎える現在高校1年生3人が、河合塾の「トップ・ハイレベル英語」の講座を体験。英語入試が具体的にどう変わり、どんな準備や勉強が必要になってくるのかを学びました。

【「使える英語力」が問われる時代へ】
 これまでの英語入試では「読む」「聞く」の2技能が評価され、英単語や文法などの〝知識〞が重視される傾向にありました。しかし、今回の大学入試改革で問われているのは、知識を基に大学での学びや実社会で活かせる〝使える英語力〞。そこで、これまでのセンター試験になかった記述式問題の導入や4技能を評価する民間の資格・検定試験の活用が提示されている。
「2021年から実施される共通テストではリーディングとリスニングから出題されますが、従来通りの暗記重視の勉強法だけでは通用しない」と河合塾英語科講師の清水先生は指摘する。「最も違うのがリスニング。現在のセンター試験ではリーディング200点・リスニング50点ですが、共通テストでは1:1(200満点の場合、100点:100点)に拡大します。そして、単に聞き取るだけでなく、内容を理解し要点を把握したうえで設問に対する答えを導くことが必要。また、大学個別試験においても文章を読んで内容を理解し、要点を押さえたり、整理するといった読解力に加え、自分の意見を論理立てて述べる思考力や表現力も必要となってくるでしょう」。

【4技能を育む実戦的授業】
 清水先生が受け持つ「トップ・ハイレベル英語」では、厳選した英文素材を使って長文読解問題に取り組み「思考力・判断力・表現力」を身につける前半パート「Main Reading」と前半パートで学んだ内容を英語で聞き取ったり、英語で文章を書くなどリスニング・スピーキング・ライティングスキルを活用した柔軟な英語力を身につける後半パート「Extended Activity」で構成。4技能は互いに関連しているので、河合塾ではこういった統合的学習を研究し、授業に参加することで、これから必要な力が身につくようにしている。   
 2021年に大学受験を迎える高校1年生に対しては共通テストを想定したテキストを用意し、本番さながらの問題を解きながら実戦力を磨き「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランス良く育んでいる。体験に臨んだ3人は、授業で扱っているいくつかの問題に挑戦。約2分にも及ぶ長文の聞き取りや思考力や判断力が必要となる設問などに取
り組み「思った以上に準備すべきことがたくさんある」と、さまざまな気づきがあったよう。
 また、河合塾では上記のような学びをより効果的に支える「e-サポート」を実施。インターネット上でテキストや演習問題が閲覧できる環境を用意し、授業内容を理解できる下地をつくる予習や学んだ内容の定着度を測る復習に役立つコンテンツで、学習効果を高めていく仕組みをつくりあげている。

【成長を見据えた学びが真の実力に】
 今回、講義を終えた3人が改めて痛感したのが「思考力を高めるために日頃から物事に関心を持ち、〝自分はどう思うのか〞、〝それはなぜなのか〞と、深く考えていくクセをつけておくことが大切」ということ。そうした努力の積み重ねは、こと英語力だけに限らず総合的な学力と人間力の向上につながるといっても良いだろう。
 激変する大学入試を乗り切るには、変更ポイントを把握し早めに対策を講じることが重要。しかし、「子どもたちの成長において、学ぶべきこと、身に付けるべきことは昔から何ひとつ変わらない」と清水先生は言う。「受験はゴールではなく、今の学びもただ大学に合格するだけものではありません。大切なのはこれからの社会で活躍し得る人材として成長すること。そのための総合力をしっかりと育んでいくことが大切ですね」。入試制度の変化は大変な面ばかりでなく、より良い学びへの大きなチャンスとも言えそうだ。

河合塾 神戸三宮校
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阪神版
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