地域情報紙「CITY LIFE」が発信する
地域密着のニュースサイト

神戸大学が提案する 認知症予防プログラム「コグニケア」

2019.07.25

 文理融合の先進的な研究を実践する神戸大学が「認知症予防プロジェクト推進室」を設立。発症前からリスクを減らしておく「予防」をキーワードに多面的に認知症の発症リスクをケアしていく教室を展開している。

コグニケアで認知症予防

「コグニケア」とは、頭の認知機能を意味する「コグニティブ」と「ケア」を組み合わせた造語で、健康寿命を自発的に伸ばしたいと考えるシニアのために同大学が運営する、体力と認知機能の維持を目指すプログラム。同大学院保険学研究科リハビリテーション科学領域教授の古和 久朋氏を中心に、ITや人間発達環境学など幅広い研究領域からのアプローチができる総合大学の強みを生かし、長期的に同プログラムの普及を目指す。利用者に実践してもらいながら研究データを分析し、実証結果をフィードバックする仕組みを作っている。

発症前の早期ケアを習慣に

 予防教室では有酸素運動をしながらしりとりをするといった「二重課題運動」に加え、病気のリスクや生活習慣の改善について学ぶことができる。同大学に通うことは高齢化社会や、独居などで問題視されている社会性のつながりの維持の面でも有効と考えられる。現在、利用者は約100名。認知症は発症してからでは対応が難しいのが現状。発症リスクを減らすためには医療分野外からの早期介入が重要と言われている。コグニケアに年齢制限はないが、定年後に交遊範囲を広げたい方や生活習慣病を予防したい方など、前向きに健康を考えるシニアが増えているという。

神戸大学 学術・産業イノベーション創造本部 PAD推進室

住所
神戸市灘区六甲台町1-1

newstest


HP

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。