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お口と健康の関係、公衆衛生学の考え方とは

2021.01.25

 新型コロナウイルスは依然猛威をふるっております。そこで、今回は健康とお口の関係や感染予防の考え方など赤木先生にお伺いしました。

健康を保つために気を付けたいこと

 健康を保つため最も大切なことは言うまでもなく「食事」です。特にビタミンDの摂取は、新型コロナウイルスやがん予防にも有効だと世界各国から報告が出ています。次に、自分の歯でよく噛んで食事をとること。お口は細菌やウイルスに対する一番の砦です。咀嚼時に出る唾液には抗菌・抗がん作用があります。気を付けたいこととして、血圧や糖尿の薬などには唾液の分泌を抑制する作用があります。ドライマウスになっているとドライノウズ・ドライアの症状が連動することがあります。これらの粘膜の乾燥は細胞の抵抗性を著しく弱めます。新型コロナウイルスだけでなく、これから現れるかも知れない未知の病原体に勝つために食事の内容とお口の状態を見直してください。もちろん、規則正しい生活や日光浴、適切な運動、睡眠などすべて健康の源です。

公衆衛生学の考え方 命を守るためには

 過去に「人命は地球より重し」といった方がいます。すべての経済活動は人々がよりよい生活を営むためにあるべきもので、その経済活動のために命を失うような人がいるのは悲しいことです。1948年のWHO憲章の前文にもあるように、全ての人は健康に生きていく権利を有しております。最低限の生活・生命・財産を守られることが、もう一度基本に返って考える時が来たのだと思います。
 医学の基本の一つに公衆衛生学という領域があります。公衆衛生学の基本は、〝多くの人々〞の利益を優先するということ。例えば、健康の基本となる口腔の健康に対して上水道のフッ素化等がWHOによって1977年に提言されました。フッ素化への反対意見がある中、アメリカでは「公共の利益を優先する」という最高裁の判例が出ています。結果、フッ素化により2000年までに12歳児の虫歯が多くの国で1本未満になりました。一生涯に通じた健康を維持するために自分の歯で食事をとることは、健康を保つために必要不可欠なことです。現在の状況に当てはめてみても、さまざまな意見がある中、時に個人の制約も求められるかもしれません。しかし、そのことが多くの人々の幸せに繋がるのであれば。そんな思いも頭をよぎります。

医療法人貴志会 赤木歯科

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