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業界のルールにとらわれず、できることを突きつめていく

2021.03.25

感性豊かな職人が、様々なカタチのバッグを仕上げていく「T O Y O N A K A
BAG FACTORY」豊中出身の宍戸さんが2 0 0 9 年に立ち上げた気鋭のバッグブランドだ。立ち上げる前は、アパレル業界で働いていたという宍戸さん。「ディレクターの仕事をしていたのですが、職人と会話を重ねていくうちに、ものづくりの奥深さを知りました」。同じ型紙から作る作品でも、ほんの少しの力加減で出来上がりが大きく異なってくる。なぜ違うのか、職人がもつ技術の凄さを知り、自身でもものづくりをはじめるようになった。ものづくりの楽しさ
と同時に、職人は景気に左右されやすい職業だということも知ったという。「リーマンショッ
クの影響で仕事が激減したとき、真っ先に削られたのは職人の経費。誰にも真似できない技
術をもっているのに、報われない。少しでも職人を守るためにブランドを立ち上げました」。
仕事をこなしていくなかで気づいたことが。「バッグ業界の職人って何でも作れる訳じゃないんです。バッグだけ、財布だけと役割が細分化されていました」。業界の古くからのルールにぶつかり、仕事があっても職人をうまく起用できないという状況が続いたという。そこでベテランの技術を活かしながら、柔軟なアイデアをもつ若手を同時に起用することでR o o tとDialog の2ブランドが生まれた。Rootはユニセックスでトレンドに合わせたシンプルなデザイン。Dialog は永く付き合える堅牢なデザイン。いずれも職人の技術と斬新なアイデアが詰まっている。「私を含め、うちの職人は一つの物しか作れないという人はいません。皆が様々な技術、知識をもっていて、従来の業界にはない大きな強みが特徴です。今後もルールにとらわれることなく、柔軟なアイデアでバッグ作りを続けていきたいですね」。

TOYONAKA BAG FACTORY 〈トヨナカ バッグ ファクトリー〉 トヨナカ バッグ ファクトリー

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