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歌うことは心身の健康への第一歩

2019.09.27

 近年、高齢者の口腔機能の改善や認知症予防の観点から、音楽療法を導入する介護・福祉施設が増えている。介護現場ではどのような効果を見せているのか、音楽療法専門のデイサービス、エムズスタジオを取材した。

歌は脳を刺激する高度な表現方法
 エムズスタジオは、全国でも珍しい音楽療法に特化したデイサービス。室内には、様々な楽器と音響機器、カラオケ機材があり、合唱やリズム体操などの音楽活動がレクリエーションの大半を占める。「歌を歌うということは簡単そうに見えますが、実は高度な脳の処理が行われる、人間ならではの表現方法なのです」と話すのは、エムズスタジオ代表で音楽療法士の西尾慎太郎さん。歌詞を目で追ったり、メロディやリズムに合わせて発声をしたり、すべてが脳への刺激となるという。こうした側面が認知症予防に繋がっているのだが、「歌にはまだまだ高齢者を元気にする力があります」と西尾さんは話す。

みんなの前で歌うことで自信が持てるように
 高齢になると、定年退職や独居などを要因に、人と会話をする機会は減ってくる。口を動かさないことは、口腔機能の低下に繋がるが、歌うことで嚥下状態の改善が見られた利用者も多いとのこと。また、全員での合唱や、カラオケで好きな歌を歌うことは、コミュニケーション不足の解消、ストレスの解消にもなる。社会との関わりが減ると、自分に自信が持てなくなる人は多いが、人前で歌うことで自己肯定感が高まり、〝うまくなりたい〟という向上心が生まれるという。自宅で歌ったり、若いころに弾いていた楽器を始めたり、利用者の家族が目に見えて「元気になった」様子を知ることができるのも、音楽療法の特徴と言える。

デイサービス M's studio エムズスタジオ

住所
西宮市小曾根町2-1-29 ナイトービル101
電話番号
0798-44-3353

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