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イマドキの矯正治療

2020.03.23

気になる子どもの歯並びや噛み合わせ。最近の歯列矯正について知りたいママのために、黒瀬矯正歯科の黒瀬匡順先生にお話を伺いました。

注目の治療法「インビザライン」
 矯正治療を行う上で患者さんにとってイメージの悪いワイヤー装置を使う時代が長くありましたが、新たな時代を迎えようとしています。コンピューターで治療をシミュレートして設計した「インビザライン」というマウスピースを交換しながら治療する方法です。利点としては、●透明なプラスチック製の装置なので目立たない。●取り外して食事が可能。●発音等にも支障が出にくい。●歯磨きも非常に簡単で虫歯になりにくい。●食べ物に制限がない。
 また、従来型の装置と変わらない治療レベルに到達しています。当院が率先して行っている「歯を抜かない矯正」と非常に親和性が高い治療法です。

より良い治療に向けての3次元での診断
 矯正治療もデジタル化し、前項でも書いたインビザラインもそうですが著しい進化期を迎えています。今までは2次元で分析診断を行なっていましたが、CTスキャンを用いた3次元での診断が可能となってきました。これにより歯並びと歯の生えている顎の骨、頭の骨との関係を立体的に捉えてより良い治療を患者さんに行うことができるようになります。当院でもいち早く導入し、治療に役立てています。

平均寿命が100歳に近くなると言われる子ども達のために
 私が〝歯を抜かない矯正“を実践し始めて20年が経ちます。なぜ抜かずに治療できるかというと、核心は奥歯にあります。特に6歳臼歯といわれる第一大臼歯を元の位置に戻して、立て直してから歯を並べるという工程を入れるだけで、今まで抜いていたケースがほとんど抜かずに済み、非抜歯率は一気に上がります。この一工程を入れても、抜歯矯正との治療期間は6ヵ月も違いません。最近の発表では今の子ども達は平均寿命が100歳近くに延びると言われています。できるだけ歯を残すのは歯科における命題なのです。

抜いて治す矯正の問題点は?
 近年、アメリカでは抜歯による矯正はほとんど見かけなくなりましたが、日本ではまだ抜歯で治す矯正が多いのが現状です。抜歯での治療では、①歯の本数が減るので咀嚼効率(咬む効率)が下がる。②顎の側方運動(横に動かす)の時に支える歯の本数が少なく、不安定になる。③将来万が一入れ歯になった場合に、それを支える歯が少ないと設計が不利になる、などの問題点がありますが、非抜歯治療ならこれらは避けられます。一方、利点は
治療期間が6ヶ月ほど短縮されることしかありません。抜かずに治すと出っ歯になると言われることがありますが、特殊なケースでない限りそういうことはありません。

成長に合わせて効果的な治療を
 矯正治療は、大きく分けて乳歯がたくさん残っている状態から始める「第一期治療」と永久歯に対して行う「本格的な矯正」があります。第一期治療(4~10歳)のメリットは、左の写真のような取り外しの
できる装置で夜間のみ使っていただく治療が可能で、この治療だけで終われる可能性があります。万が一次の「本格的な矯正」に進んでも、骨が広げられているので、かなり有利に進められます。永久歯の本格的な矯正の開始時期は混合歯列後期(10〜11歳)がベストとなり、非抜歯率は100%近くになります。
 歯並びが悪い状態で早期の治療を行わないとほとんどの方が本格的な永久歯の矯正が必要となり、期間も長く、費用もかなり高くなります。「何かおかしいな」と思われたら、早めに専門医に相談されることをおすすめします。特に受け口や開咬(前歯が咬んでいない)ケースは迅速に対応しないと治りにくくなります。

黒瀬矯正歯科 クロセキョウセイシカ

住所
神戸市東灘区御影本町2-15-19 御影本町ビル2F
電話番号
078-856-6600
HP
営業時間
診療時間/10時~12時・13時~19時 休診日/月曜、第2・4土曜、第1・3日曜、祝日~
アクセス
阪神御影駅徒歩1分

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