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2019年ノーベル化学賞受賞の吉野彰さん 初の吹田市名誉市民に

2021.04.08

現代のIT社会に欠かせないリチウムイオン電池を開発し、2019年(令和元年)にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さん(旭化成株式会社名誉フェロー)に対し、出身地である吹田市はその功績と栄誉を讃え、令和3年3月に「名誉市民」の称号を贈った。

吉野さんは吹田市千里山出身。市立千里第二小、市立第一中から府立北野高、京都大学大学院を経て同社に入社。当時の小学校の先生が薦めてくれた一冊の本「ロウソクの化学(マイケル・ファラデー著)」や化学の不思議な世界を教わった理科の授業をきっかけに化学に興味を持ったという吉野さん。「子ども時代の自然に恵まれた環境が自然科学や化学の道に導いてくれたように感じています。吹田市名誉市民に選ばれ大変名誉に思っております」とメッセージを寄せている。

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