「PTAのイメージを変えたい」ヤナギブソンさんが小学校PTA会長に就任
2021.06.02
ヤナギブソンさん
2002年にお笑いユニットザ・プラン9に加入。
「誰が興味あんねん!」が決め台詞のツッコミ担当。
2021年4月から自身の子どもが通う小学校のPTA会長に就任。
お笑いグループ「ザ・プラン9」のメンバーのヤナギブソンさんが、この4月から自身の子どもが通う茨木市の小学校のPTA会長に就任した。引き受けたのは、子どもの頃の経験が深く関係しているという。
「お笑いが大好きでテレビやラジオでやっていたことの真似をして、友達を笑わせていました。それが楽しくて小学校の頃には絶対にお笑い芸人になってやると思っていました。今があるのは、子どもの時に『この夢を実現したい』と本気で思えるような出会いがあったからです。自分と同じように、夢中になれることを見つけるサポートができれば」と熱い思いを話してくれた。
今年のスローガンはキッズファースト
最初に取り組んだのは、PTAのスローガンを決めることだった。「何が子どものためになるのか。子どものことを第一に考えた活動をしていこうと、『キッズファースト』に決めました」。この思いを実現するためこれまでの活動内容から組織運営までを見直した。
「保護者が嫌々やっていてもキッズファーストは実現できません。不要な集まりを無くしたり、保護者の負担を減らせるような取り組みも考えています」。ここで役立ったのが、お笑い芸人としてのスキルだった。「何事も変化させようとすると衝突はつきものです。芸人生活で培ってきたコミュニケーション力を活かして、笑いを交えながら皆が納得できる方法を提案しています」。
今では、校長先生と教育について話し合いをしたり、役員から相談が届いたりするなど精力的に活動をしている。ヤナギブソンさんは今後の目標について「就任からまだ一ヵ月ですが、色々な活動を通して子どもの成長の手助けができればいいですね」と話してくれた。
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