物事に没頭している状態はいわゆる「ゾーンに入る」など言われ、わき目もふらずにいる状態だ。その時はより効率よく学ぶことができるという。「例えば、うまくいかない時に『なぜだろう?』と考える“思考力”、パズルだったら完成形をイメージする“創造力”。友達と砂場遊びをしている場合だと、言いたいことを伝える“表現力” など、いわゆる非認知能力が伸びます」。
「集中力はどんな子でも持っている力」。必ずしも学習に直結するものではなく、お絵描きや虫の観察など子どもによって発揮できる対象は異なる。相性があるため、まずは何に興味をもっているのか知ることが大切だ。
習い事の体験会などに参加し、反応を見るのもひとつ。「ダンスの映像を見て、体を動かす子どももいれば、そうではない子もいます。体を動かすならDVDを買ったり、ダンス教室に連れて行くなどサポートしてあげるといいですね」。子どもが興味を示したら、さらに深く学べるチャンスをつくってあげよう。
この人に聞きました!親野智可等さん
教育評論家。教師経験を活かし、子育て、しつけ、勉強法、学力向上について
Twitter、YouTube「親力チャンネル」、Blog「親力講座」で発信。