ファスティングは免疫力を高める？

現代版の断食「ファスティング」がもたらすカラダへの影響について「あい内視鏡クリニック」の平井 あい先生に話を聞きました。

平井あい先生

大阪医科大学医学部卒業（医学博士）。関連病院や検診施設勤務を経て2020年開業。1日10人以上の胃カメラや大腸カメラ検査を行い、迅速かつ楽に検査する技術を習得。

腸内細菌は約100兆個、1000種類以上も存在し、腸内細菌叢から産生された短鎖脂肪酸などの代謝産物が免疫系・代謝系などの様々な機能を調整しています。特に免疫細胞が多く集まっている腸の環境を整えることで免疫力アップに繋がります。

私たちの身体は何十兆個の細胞で構成されており、細胞の機能障害により生活習慣病をはじめ、あらゆる病気が生じます。その細胞は私たちの食べたもので成り立っている一方、私たちが食べない時間に細胞の修復が行われていることがわかっています（オートファジー）。

飽食の今、ファスティングにより消化管を休め、体に溜まった毒素を代謝するエネルギーへとシフトし、細胞を活性化させることが大切です。ファスティングで心身ともにリセットし、腸内環境を整えることで病気にならない体へと導いていくのです。

腸とあらゆる臓器が相関しているので、ファスティングと食養生により、免疫力アップのほか、排便リズムの正常化、むくみ・肌トラブル・アレルギー症状の緩和などが期待できます。

当院では、全消化管洗浄を行うことでより早く身体をファスティングの状態へシフトすることが可能です。ファスティングも単なる断食ではなく、腸内細菌が喜ぶ酵素飲料を併用することで更なる効力が得られます。

尚、当院は風邪や生活習慣病などの一般内科診察はせず、完全予約制で十分な時間枠を確保して『鎮静剤を使用した楽な胃・大腸カメラ検査』を行っております。このような時期だからこそ何かお腹の症状などある方は我慢せず一度ご相談ください。

あい内視鏡クリニック

住所

吹田市山田西4-1-35 山田東阪急ビル2F

電話番号

06-6310-2424

営業時間

診察時間／月～金 9時～15時、土 9時～12時～

定休日

日・祝日

アクセス

https://www.ai-naishikyo.com/

駐車場

Pあり

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。