ぎっくり腰や慢性腰痛の原因とは

重い物を持った時などに良くなるぎっくり腰。でもそれは日常生活での腰への負担の蓄積が原因のようです。紅葉堂の南 政和先生に話を伺いました。

筋肉整体 紅葉堂
柔道整復師　南 政和 院長

ぎっくり腰になってしまった方は、重い物やクシャミなど単発の動作が原因だと思っている方が多くおられます。しかし、ぎっくり腰は常日頃の身体の使い方が原因で起こる症状です。

腰痛が酷くなってから気づく方は、半年から1年のさかのぼってみると、朝起きた時などに痛みを感じているはずです。ただ、身体に元々備わっている機能が腰以外の場所でバランスを取っているため痛みがごまかされているケースがほとんどです。そのため、腰痛が酷くなってからしか気づけません。

本気で腰痛の改善、腰痛にならない体にしたいのであれば、日々の身体の使い方を見直すことが必要になります。日頃から動き方や姿勢に気を付けたり、十分な筋力や柔軟性を保つことが重要です。

具体的には、床の物を拾う時に腰を曲げるのではなく、膝を曲げて腰を落として拾う。持ちあげた重い物に負けて背骨に負担を与えてしまわないよう、腹筋や背筋を十分に鍛える。股関節を柔らかくし、腰の負担を分散させる、などです。少し意識して生活してみてください。

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