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-茨木市-車いすファッションから流行を茨木発のブランドがパリコレへ出展

2022.07.03

 

「必ず時代の扉を開くひとつのきっかけになる」。
そう話すのは、茨木市に拠点を置く一般社団法人「日本障がい者ファッション協会」代表理事の平林景さん。
立ち上げたブランド「ボトモール」が、パリ・コレクションに出展することが決定した。

同協会は2019年、発達障がいをもつ子どもが通う、放課後等デイサービスを運営する平林さんらを中心に茨木で設立。
「人の手を借りて試着することが心苦しくなり、おしゃれはあきらめた」という車いす利用者の一言をきっかけに、障がいの有無にかかわらず誰もが楽しめるファッションをと「ボトモール」を立ち上げた。

 

ボトモール

広報・谷口さん、代表理事・平林さん、兵庫教育大大学院准教授・小川さん、副代表・山根さん(左から)

これまで制作したのは、車いすでも着脱しやすいよう、腰回りにマジックテープを用いた巻きスカートや、座ってもシワができない丈の短いジャケットなど。

パリコレでは、「if…(イフ)-もし車いすが当たり前の世界なら」をテーマに、西陣織や京友禅を使った巻きスカートなど10スタイルを発表する予定。
「誰もが利用しやすく心躍るデザイン」を「ネクストUD(ユニバーサルデザイン)」と位置付け、新たな流行を生み出したいとする。
ショーは9月27日(現地時間)、パリ日本文化会館で実施。モデルは日本と現地で10人ほどを募集する。

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