■中高一貫6年間で社会に通用する力を
履正社学園豊中中学校は、学園創立100周年をきっかけに来春より校名が変わり、「履正社中学校・高等学校」として6年一貫教育をフルモデルチェンジする。
「新たな6年一貫教育は学藝コースと名付けました。変化の大きいこれからの時代を生き抜いていくために、国際的に通用する力を育むカリキュラムになっています。高校受験対策に時間をかける必要がない分、じっくりと学びを深めていくことに充てたいと考えています」と平賀先生。中高6年間のうち2年ごとに基礎力の定着、発展学習の強化、実践力の養成に取り組むと同時に、国立大学キャンパスツアーやサイエンスツアーを実施するなど、早い段階から様々な本物に触れる機会を作る。
「今の時代は調べればすぐに答えがわかりますが、本当の知識は実際に自分で見て、触れて体験することで、はじめて自分のものになっていくのだと思います。そういった経験をたくさん子どもたちに与えてあげたい。実際に修学旅行で、北海道の農家での一泊体験をきっかけに、農業系の大学へ進んだ子もいるんですよ」。