高槻現代劇場が「高槻城公園芸術文化劇場」に2023年3月にオープン
2022.07.29
昭和39年に開館した高槻現代劇場(高槻市立文化会館)は、コンサート、発表会、結婚式、成人祭など、さまざまな催しでにぎわい、市民に長年親しまれてきた。建物の老朽化に伴い、今年7月31日に58年の歴史に幕が閉じ、2023年3月に名称新たに生まれ変わる。
南館の完成イメージパース 屋外広場はエントランスロビーやカフェに面し、イベント空間として一体的な利用が可能。 駐車場は150台。現在の高槻現代劇場文化ホールは北館として引き続き利用できる。
「高槻城公園芸術文化劇場」は北館と南館に分かれ、新設される南館は、キリシタン大名として有名な高山右近が城主を務めた高槻城二の丸跡地に整備される。かつての高槻城を思わせる堀や塀を再現するほか、外壁には城下町の格子戸をイメージした縦格子の木材(ルーバー)を張り巡らせるなど、歴史的な遺構を現代的にデザインされる。また大ホールや小ホール、防音機能などを備えたスタジオのほか、飲食施設や駐車場も整備され、これまで以上に市民が利用しやすい施設となるとしている。
新設される南館には、1506席の大ホール、205席の小ホール、168席の大スタジオ、音楽やダンス、会議もできる10のスタジオがある。
画像提供=高槻市
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