-箕面市- 3歳6か月児健診に目の屈折検査機器を新たに導入し早期に発見が可能に
2022.10.13
箕面市では令和5年1月から、3歳6か月児健診に新たに屈折検査機器(フォトスクリーナー)を用いた屈折検査(専用の機器を使用し、遠視や乱視、近視などの屈折異常、斜視などの度合いを数値化する検査)を導入し、受診者全員に検査を実施する。
目の機能は、3歳頃までに急速に発達し、6歳から8歳頃までにほぼ成人と同等の視力となり、遠視、乱視や近視などの屈折異常、斜視などがあると、視力の発達が妨げられ、弱視になることがあるとされている。
これまでの検査では発見しにくかった視覚の屈折異常を、従来の家庭での視力検査と医師による問診に加え、屈折検査を実施することで機器で数値化することが可能となり、子どもの眼疾患等を早期に発見し適切な治療につなげる。
屈折検査機器等の購入については、国と府からの補助金(事業予算の約6割)を活用する。
【検査の内容等】
(1)屈折検査の概要
・健診会場で、屈折検査機器(フォトスクリーナー)を用いて、遠視、乱視や近視などの屈折異常、斜視などのスクリーニングを実施。
・半暗室で、約1メートル離れた位置から子どもに屈折検査機器を見てもらう。検査時間は約10秒程度と短く、スクリーニング中は興味を惹きつける光と音が発せられ、小さな子どもでも簡単に検査ができる。
・機器が異常の有無を数値化。異常が発見された場合は、速やかに眼科医療機関への受診を勧奨する。
・受診勧奨後、市の保健師が保護者の同意のもと、眼科医療機関の受診状況や検査結果を把握し、フォローを行う。
・従来の家庭での視力検査、医師による問診と屈折検査を併せて実施することで、より正確な検査結果を得ることができる。
・保護者が家庭で行う視力検査と問診は、屈折検査導入後も引き続き実施。
(2)屈折検査開始予定時期
令和5年1月の3歳6か月児健診から開始
(3)対象者
・令和5年1月以降の3歳6か月児健診受診児童
・令和4年4月~12月までの3歳6か月児健診受診対象児童で屈折検査受検希望者
(4)実施場所
箕面市立総合保健福祉センター(箕面市萱野5-8-1)
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