「箕面市保育・幼児教育センター」を開設。市内就学前施設の保育・幼児教育の質のさらなる向上をめざす
2022.10.13
箕面市では、乳幼児期の保育・幼児教育について、公立・民間や施設種別の垣根を越えて、市内すべての就学前施設をつなぎ、ともに高めあうため、そのコーディネートを担う機関として、令和4年10月1日「箕面市保育・幼児教育センター」を開設。
同センターは、市内就学前施設の保育士・幼稚園教諭・保育教諭などを対象に、保育・幼児教育に関する研修を行うほか、支援保育・支援教育などの研究、専門的な知識や豊富な実務経験を持つ「幼児教育サポーター」による各施設の巡回訪問や相談対応等を行っている。また、豊富な実践経験と学識を備えた専門家「幼児教育スーパーバイザー」を配置し体制を整える。
【保育・幼児教育センターの主な取り組み】
(1)研修
大学教授等をはじめとする保育・幼児教育の専門家を講師に迎え、乳児保育・支援教育・安全・保健衛生など、さまざまなテーマで市内就学前施設の保育士や幼稚園教諭・保育教諭などを対象に、研修を企画・実施。
●令和3年度
研修回数:計8回(うち民間園も対象:4回)
研修内容:人権保育・支援保育・要フォロー児対応研修等
●令和4年度(同センター開設)
研修回数:計20回※同センターを設置したことにより、前年比の2.5倍の研修回数を確保。全ての研修を民間園も対象とした。(前年比5倍)
研修内容:回数を増やしたことで、前年度に加え、事故予防・救急措置・園マネジメント・運動遊び・乳児保育・小学校との円滑な接続などキャリア別、テーマ別に幅広く企画実施
(2)巡回訪問
専門的な知識や豊富な実務経験をもつ「幼児教育サポーター」を配置し、市内の就学前施設を巡回訪問して、保育・幼児教育の取り組み等にかかる相談対応を行っている。巡回訪問後に、園内研修などのサポートも行う。
なお、巡回訪問は令和4年4月から先行して行っており、令和4年9月末時点ですでに市内54の就学前施設を訪問。今後も定期的に各施設を訪問していく。
(3)大学との包括連携協定
大学教授等による専門性の高い知識・情報を生かした研修・研究活動の実現、学生の体験活動・実習機会の提供等、さらなる保育・幼児教育の質の向上と官学双方の活動の充実・発展を図るため、各大学と包括連携協定を締結。
締結日:令和4年1月26日、梅花女子大学
締結日:令和4年1月31日、大阪総合保育大学
締結日:令和4年2月15日、大阪青山大学
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