-箕面市- 「かいけつゾロリ」シリーズ作家、原ゆたかさんが特別授業
2023.02.20
箕面市では、「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」を平成22年に創設。世界中には「大人が選ぶ」子どもの本の賞はたくさんあるが、それらの賞とは違い「子どもが本当に支持している本を、子ども自身が選ぶ」という子どもの読書意欲を高め、読書活動をさらに推進することをめざす全国でも珍しい取り組み。
例年、学校図書館や市立図書館で、4月からノミネート作品(約20作品)を紹介し、7月頃に各部門の受賞作を子どもたちの投票により決定する。その後11月には、子どもたち自身の運営による授賞式を行い、受賞作家によるスピーチや中学生手作りのオスカー像が生徒たちから授与される。また、授賞式後には受賞作家やノミネート本の作者が、市内小・中学校を訪問する「オーサービジット」を開催している。
11回目となる今回は、新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりの開催となった。約13,500人の市立・私立小中学校の子どもたちが投票した結果をもとに、ノミネートされた本の中から、下記のとおり「絵本賞」「作品賞」「主演賞」「ヤングアダルト賞」の受賞4作品を、今年7月に決定した。
■受賞作品
【絵本賞】『ほげちゃん』:やぎ たみこ/作
【作品賞】『先生、しゅくだいわすれました』:山本 悦子/作 佐藤 真紀子/絵
【主演賞】『かいけつゾロリのドラゴンたいじ』のゾロリ:原 ゆたか/作・絵
【ヤングアダルト賞】『54字の物語 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説』:氏田 雄介/作 佐藤 おどり/絵
2月14日(火曜日)・15日(水曜日)には、主演賞を受賞した「かいけつゾロリ」シリーズの作家原ゆたかさんが、箕面市立第三中学校(荒井直人校長・瀬川3丁目2-2)をはじめとする市内4校を訪問し、本の楽しさを作家から直接伝える「オーサービジット」を開催、14日(火曜日)に同中学校の1・2年生が体育館で特別授業を受けた。
「かいけつゾロリ」シリーズは昭和62年に創刊され、累計3,500万部以上を発行された子どもたちに大変人気のある児童書で、令和4年10月には「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数」でギネス世界記録に認定されている。
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