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-箕面- 「第12回 箕面・世界子どもの本アカデミー賞」がスタート

2023.05.01

箕面市で、「第12回箕面・世界子どもの本アカデミー賞」がスタートする。これは子どもの読書意欲の向上と、読書活動の推進をめざすことを目的に、平成22年の国民読書年に創設された。

世界中に「大人が選ぶ」子どもの本の賞はたくさんあるが、「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」は「子どもが本当に支持している本を子ども自身が選ぶ」、全国でもたいへん珍しい賞。
「絵本賞」「作品賞」「主演賞」「ヤングアダルト賞」の4部門、計23作品の中から各部門ごとに、市内の小・中学校の子どもたちの投票により受賞作品を決定する。これは、全市立小・中学校に専任の学校図書館司書を配置し、全市立図書館7館の充実したネットワークで学校図書館をバックアップしている同市だからこそ、実施できる取り組み。

授賞式は、11月3日(金曜日・祝日)に箕面市立メイプルホール(箕面5-11-23)で子どもたち自身の運営により行われ、受賞作家によるスピーチなどを予定している。

【箕面・世界子どもの本アカデミー賞決定の流れ】
●4月~7月:学校などでノミネート作品の紹介
・今回のノミネート作品は23作品。
・学校図書館と市立図書館において、ノミネート作品を発表し、アカデミー賞コーナーの設置や読み聞かせなどによりノミネート作品を紹介。
●7月:市内の小・中学校の子どもたちによる投票
●8月:各部門ごとに受賞作品を決定
・部門は「絵本賞」「作品賞」「主演賞」「ヤングアダルト賞」の4部門。「主演賞」は、作品の主人公に贈られる賞。
●11月3日:授賞式
・箕面市立メイプルホールの大ホールにおいて、子どもたち自身の司会・進行により開催され、受賞作家によるスピーチなどを予定。
・アカデミー賞受賞作家などによる市内小・中学校への訪問(オーサービジット)を、授賞式後に予定。

【オーサービジットと授賞式の様子】
(1)オーサービジット
例年、受賞作家やノミネート本の作家が、市内小・中学校へ訪問(オーサービジット)。
昨年度は、「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」作者の原ゆたかさん、「54字の物語 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説」作者の氏田雄介さんが訪問。子どもたちは、大好きな本の作者から直接話を聞くことができる機会に感激している様子で、とても貴重な体験となった。
また、今年6月17日(土曜日)には、直木賞作家の林真理子さんと同市「箕面本屋大使」の今村翔吾さんの特別オーサービジットを、市立文化芸能劇場(船場東3-10-1)にて予定している。

(2)授賞式
授賞式では、市内の小・中学校の子どもたちが司会進行やノミネート作品のプレゼンテーションなどを行っている。受賞者には、中学生手作りのオスカー像と、市内の小・中学生が作者や主人公にあてた手紙などが手渡される。昨年の授賞式では、やぎたみこさん、佐藤真紀子さん、氏田雄介さんが出席され、原ゆたかさんからは動画のメッセージが届いた。

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