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-摂津- 千里丘駅西地区の再開発 現地での工事が本格化

2023.06.01

進行中の「千里丘駅西地区市街地再開発事業」は、今後、現地での建物解体工事や下水道工事が本格化する。約60年前の都市計画決定に端を発した事業がついに本格始動。新たな市の象徴として期待される同地区は、2027年頃の完成を目指している。

開発地区は府道正雀停車場線と大阪高槻京都線に囲まれた場所で、市が施行する。面積は約1.5ヘクタール。事業計画では、約0.3ヘクタールのロータリーや道路を整備するとともに、約0.6ヘクタールの「1街区」、約0.1ヘクタールの「2街区」に分け、再開発ビルとして1街区には36階建ての高層マンション、自由通路によって駅と直結した3階建ての商業業務施設、駐車場を、2街区には6階建ての商業業務施設を整備予定。

市では再開発ビルを建築する「特定建築者」の募集を行い、今年4月には予定者として、大和ハウス工業を代表とする共同企業体を選定。今後、再開発ビルの建築に向けた手続きを進めていく。市の担当者は「商業業務施設の内容をはじめ詳細についてはまだ計画の段階で、これから具体化していくことになります。今後にご期待ください」と話している。

計画図(出典=摂津市)

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