-茨木市- 特殊詐欺多発警報を発令 今年の被害件数が昨年1年間を超える
2023.07.04
茨木市内で特殊詐欺の被害件数が増えていることを受け、市は6月2日〜7月末まで「特殊詐欺多発警報」を発令し、警戒を呼びかけている。
茨木署によると、今年の市内の被害は58件(5月31日現在)となり、昨年1年間の51件をすでに上回っている。
被害金額も約8600万円に上り、そのうち、医療費や税金の還付があると電話し、ATMで現金を振り込ませる還付金詐欺の被害が約3200万円という。
特殊詐欺は、高齢の方に被害が集中し、大切に蓄えた財産を一瞬のうちに奪い去るなど、市民生活を脅かす重大な社会問題となっている。自宅の固定電話に出たことでATMに誘導され、被害が発生しているため、被害にあわないためには、『知らない電話には出ない』『あやしいと思ったら、家族やまわりの人に相談する』ことが重要だ。福岡洋一市長も「携帯電話で通話しながらATMを操作する高齢の方を見かけたら、詐欺の被害者かもしれません。声掛けや110番通報にご協力をお願いします」と呼びかけている。
記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。