皮膚の病気にはさまざまな種類があります。例えば、当院にかかる患者様に多いのがいわゆる「イボ」に関するものです。皮膚の内側に角質や皮脂がたまって起こる粉瘤(アテローム)をはじめ、首や脇に1ミリ程度の小さなイボができる軟性線維腫(アクロコルドン)など、イボにもさまざまな種類があります。良性のイボも多いですが、中には日光角化症という早期の皮膚がんのケースも。「ただのイボなので放っておいても大丈夫」と自己判断する前に、専門的な知識を持つ皮膚科できちんと診断を受けることが大切です。

治療の選択肢も多種多様です。例えばイボの治療なら、液体窒素を使って凍結させる方法が保険治療の一般的な方法です。安価で手軽な反面、治療に通う回数は増えます。その他、傷跡の残り具合や再発リスクを気にされる患者様には、自費診療によるサージトロン(高周波メス)での処置も可能です。ただ、やはりどんな治療にもメリット・デメリットがあります。当院は充実した設備や用品を取りそろえており、局所麻酔を使用した日帰り手術など、豊富な治療方法を提案できるのが強みです。患者様の要望をくみ取りながら、最適な治療方法を丁寧に説明するオーダーメイド型の治療を心がけています。

幅広い治療で患者様の悩みを解消するために、美容診療(自費診療)の力を借りる選択肢も提案可能です。海外で広く用いられている治療方法や、医療機関専売品のドクターズコスメなど多数取りそろえています。もちろん選択するかどうかは患者様次第ですが、肌トラブルに対する皮膚診療を終えた後に、健康なお肌をさらに美しくすることにも力を入れています。ぜひお気軽にご相談ください。

また、アフターフォローにも力を入れています。手術後に抜糸を終えてから、平均して1～3カ月、長い場合は半年にわたり傷跡の管理をします。婦人科形成やまぶたの切開などを例にとると、術後の出血などトラブルが起こる可能性は否定できません。そうした治療を受けた患者様を対象に、24時間つながるホットラインの番号をお伝えしています。万が一の場合には医師が迅速にフォローする体制を整え、患者様が安心して治療を受けられるよう配慮しています。