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TOP > 〈特集〉ニフレルにふれる > -NIFREL- 魚類3種、「国内初繁殖」の認定
魚の繁殖行動は未だ解明されていない種類が多い中、水族館で展示し続けるためには、飼育下で繁殖させることがとても大 切だという。繁殖について担当キュレーターに話を聞きました。
ニフレルでは3種の魚類が、「国内初繁殖」に認定されました!この赤ちゃん達は「わざにふれる」ゾーンで展示中。繁殖と飼育に取り組んだ、フグ博士こと土井キュレーター(写真左)と百田キュレーター(写真右)のコメントを紹介します。
「パオ・バイレイ」 赤ちゃんは歯が生えてくると噛み合いが見られるようになりました。そこで十分な量のエサを毎日与え、かくれる場所を作り、噛み合いが無くなるようにすることで無事に育てることができました。
「オキナワフグ」 赤ちゃんは全長2.3~2.6mm。とても小さく生まれますが、1ヵ月後には約10mmにすくすく成長し、キュレーターのユニフォームを覚えて水槽に近づくと水面に集ま ってきます。
「 テッポウウオ」 赤ちゃんは目が透明で口もあいておらず、育成は試行錯誤の日々でした。ようやく育ってくれて、約4か月後に水鉄砲が見られた時には心が救われる思いでした。 初繁殖認定とは… 「(公社)日本動物園水族館協会」から発行される認定で、所属園館で初めて繁殖と180日(約6か月)の育成に成功した種に与えられる認定。