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– 高槻市 - 高槻市出身の戦国武将 松永久秀の書状を新たに発見

2024.07.10
久秀は書状の中で、主に三好方の各地の勢力の様子を伝えるとともに、
伊勢貞助らに京都の様子を立ち聞きして伝えるよう依頼している。

 

戦国武将・三好長慶の家臣で高槻市内の東五百住の出身と考えられている松永久秀の書状が発見され、調査の結果、これまで知られていなかった新発見の史料であることが分かった。

書状は、三好長慶の重臣である松永久秀が天文22(1553)年7月30日、長慶に味方をする室町幕府の幕臣・伊勢貞助らに宛てたもので、三好方の動向を知ることができるともに、畿内の緊迫した政治状況の一端がうかがえる貴重な史料。高槻市立しろあと歴史館では、三好長慶の居城で国指定史跡の芥川城と三好氏について紹介する常設展示「芥川城と三好一族」を6月15日に開設。これに合わせ、7月15日まで、本書状を実物展示される(以降は複製品の展示)。

ほかに発掘調査で見つかった建物の部材や生活道具、長慶の家臣と伝わる家に伝来した槍、松永久秀の肖像画なども展示される。また、常設展「芥川城と三好一族」の開設にあわせ、今回発見された松永久秀書状の一部がデザインされた、限定デザインの武将印「松永久秀」が販売される。1枚300円。500枚限定で、なくなり次第終了となる。高槻市立しろあと歴史館の窓口でのみ販売。

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