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TOP > 誰でもなり得る「白内障」早期治療で明るい老後を/なかつぼ眼科 > 誰でもなり得る「白内障」早期治療で明るい老後を/なかつぼ眼科
年齢とともに、ほとんどの人が発症するという白内障。その症状や治療法について、2024年4月に開院したなかつぼ眼科の中坪先生に伺った。
目の水晶体のたんぱく質が変性して濁る病気、「白内障」。老化現象の一つで、特に60歳代前後から発症しやすく、70歳代では8割以上の方に進行が見られます。「視力が下がる」「目がかすむ」「まぶしく感じる」などの自覚症状があり、これらのサインがある方は要注意。症状は急激に悪化することはなく、徐々に進行します。片目だけ進行している場合は、変化に気づかない人も多いのです。左右の目で見え方に違いはないか、ご自身でも確認してみてください。
日常生活に支障がない初期段階では、点眼薬で進行を遅らせることも可能です。症状が進行すると、濁った水晶体を人工眼内レンズに交換する手術「水晶体再建術」を行います。手術時間は20~30分程度で、術中・術後に痛みを感じることはありません。当院では、手術日の前後に診察を行いながら、日帰りで手術します。目の手術ということで怖く感じる方もいますが、術後は「それ程でもなかった」と話される方が多いです。不安感が強い方には、笑気ガス麻酔も採用しています。
手術を受けるタイミングですが、視力・進行状況・年齢を考慮して、医師と相談して決めましょう。進行しすぎると手術の難易度が上がることもあります。白内障に限らず、年齢を重ねると目は様々な病気にかかりやすくなります。異変を感じた場合、放置しないことが大切です。目のことで少しでも気になることがある方は、一度眼科を受診されることをお勧めします。 記事作成日:2024年7月