さらに、パーキンソン病患者はえん下や発語に不自由を感じる方もいることから、言語聴覚士も常勤。「介護職、看護職、リハビリ職などの各専門職が月に何度も集まって会議を開き、一人ひとりにあったサポートを考案しています」。介護・看護・リハビリの連携性をもって、入居者のリハビリニーズに応えていくことも同施設の大きな強みとなる。屋内にある100㎡以上のリハビリルームには、ADL(日常生活動作)に応じた機器や器具を設置。また、屋外のガーデンリハビリには、階段や砂利道など、外での歩行を想定した形で訓練を行っている。「ご入居者の中には、普段は施設で過ごし、定期的に自宅に帰る方もいらっしゃいます。ご家族と過ごすことなど、目標を持つことがモチベーションになり、皆さん、前向きにリハビリに励んでいらっしゃいます」。