地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト

-茨木市・摂津市- 茨木市、摂津市、日本GLPが水害時における緊急一時避難場所としての使用に関する協定を締結

2024.09.10
イコクルいばらきの物流ゾーンに完成した「GLP ALFALINK 茨木」。
大型商業施設と隣接した最先端のまちづくり型物流拠点を目指している。

 

茨木市の南目垣・東野々宮エリアにまちびらきした「イコクルいばらき」。大型商業施設のほか、同じくイコクルいばらき内に誕生した「GLP ALFALINK(アルファリンク) 茨木」は、地域の「広場」のような物流施設。運営する日本GLP株式会社が、茨木市、摂津市の水害時における緊急一時避難場所としての使用に関する協定を締結した。

締結式の様子。右から、森山一正 摂津市長。福岡洋一 茨木市長。日本GLP株式会社 帖佐義之社長。

巨大物流施設が一時避難施設に

茨木市南部の南目垣・東野々宮地区にて進められていた区画整理事業が完成し、「イコクルいばらき」として8月25日にまちびらきが行われた。事業ゾーンや商業ゾーンには大型商業施設が入り、賑わいを見せている。

また、同エリア内の物流ゾーンに完成した「GLP ALFALINK 茨木」は、関西最大級の物流プラットフォーム。社会インフラの一翼を担う物流施設としての機能のほか、広大な敷地内には誰でも利用できる共用施設があり、カフェテリアや多目的スペース、フットサルができるマルチコートなども備えて、地域に開放している。

さらに「GLP ALFALINK 茨木」の運営を行う、日本GLP株式会社は、8月8日に茨木市と摂津市と「水害時における緊急一時避難場所としての使用に関する協定」を締結した。同協定の締結により、茨木市または摂津市で水害が発生、あるいは発生するおそれがある場合において、茨木市、摂津市、日本GLPが連携して日本GLPが開発し所有・運営する茨木市内の先進的マルチテナント型物流施設「GLP ALFALINK 茨木1」の施設を一時避難施設として提供するとしている。

具体的には、茨木市と摂津市の要請に応じて、「GLP ALFALINK茨木1」の5階にある従業員専用のALCOラウンジと、隣接する共用棟2階のALCOカフェテリアを一時避難施設として提供予定で、合計約350人が収容可能だという。

また、今後は同協定に基づき「イコクルいばらき」の商業施設を含めたエリア全体での防災啓発行事や総合防災訓練等を実施していく予定で、有事の際に地域住民の方々の安全な暮らしをサポートする体制構築を推進していくとしている。

一時避難施設となるALCOラウンジ(5階)

 

ALCOカフェテリア(共用棟2階)

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。