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【写真のメニュー】

口水鶏（よだれ鶏）

693円

　思わず「ハオチー！（美味しい！）」と声が漏れる、絶品の中国料理が味わえる好吃好喝〈ハオチーハオフー〉。花椒や唐辛子は、本場四川のものを使っておいしさを追求している。

　まず味わいたいのは、前菜の「口水鶏（よだれ鶏）」。低温調理でじっくりと火を入れた国産鶏むね肉は、驚くほどやわらかく、しっとりとした食感だ。その上にかかるのは、コク深い豆板醤と、唐辛子や多彩な香辛料をブレンドした四川ソース。香ばしい白ごまが風味と食感にアクセントを加え、鶏肉の旨味を最大限に引き立てる。ひんやりとした冷菜なので、キリッと冷えた台湾ビールと合わせれば、夏の暑さを吹き飛ばすのにぴったりの一皿だ。

　そして、この口水鶏とぜひ合わせて注文したいのが、「四川激辛麻婆豆腐」。その特徴は、ただ辛いだけではない、奥深い旨味と鮮烈な“痺れ”にある。味の決め手は、厳選した四川産の豆板醤と自家製辣油。さらに本場の四川産花椒（ホワジャオ）を贅沢に使い、仕上げに上から追いがけすることで、爽やかな香りを立たせ、舌が痺れる本格的な「麻（マー）」の感覚を存分に味わえる。甜麺醤で甘く仕上げた肉味噌が、全体の辛さと痺れを絶妙なバランスでまとめ上げ、複雑で奥行きのある味わいを生み出している。