‐箕面市‐ 市役所中庭でアサンプション国際小学校の児童が交通安全の願いを込めてデザインした傘120本”アンブレラスカイ”展示中
2025.08.04
箕面市役所中庭で、アサンプション国際小学校の児童が交通安全の願いを込めてデザインした傘120本が“アンブレラスカイ”として展示されている。
アンブレラスカイとは、ポルトガル中部の街アゲダで、2012年に催された「アゲダグエダ」芸術祭のイベントが発祥とされ、毎年7月から9月に街のストリートの空に色とりどりの傘が敷きつめられる人気のあるアートプロジェクト。もともとは商店街を歩く人や観光客向けに熱中症の対策として、日差しを避ける目的で導入されたと言われている。ポルトガルの気候は地中海性気候に属しているため、夏は気温が高いが湿気がないため過ごしやすく、頭上を傘が覆うことで日陰が増え、街を訪れる人もゆっくり散策ができるようになった。そして傘がもたらす日陰により観光客はゆっくり散策できるようになっただけでなく、傘のアートという見た目も鮮やかなフォトスポットがたくさんできることで、さらなる観光
客の誘致や町の活性化にも繋がった。
『アンブレラスカイ「暑い夏でも空を見上げよう」』は、「夏の交通事故防止運動」に伴い、箕面警察署やアサンプション国際小学校、その他関係団体によって行われた交通事故防止の取り組みの一つ。この取り組みは、夏休み期間に増加が予想されている子どもの交通事故を抑止するために、子ども自身が交通安全をテーマに傘を作ることで、交通安全意識を高めることを目的に行われた。さらに、同市役所に展示することで普段交通安全教育を受ける機会が少ない保護者や高齢者に対して、交通安全意識の高揚と交通ルールの遵守を図ることを目的としている。
それぞれの傘には「とび出し禁止!」「しんごうが赤のときはわたったらだめだよ」「交通ルールを守ろう」「あおり運転禁止」「ひかれないように気を付けよう」など子どもたちの気持ちのこもった願いのメッセージが書かれていた。
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