-豊中市-特別展「古墳時代の器・須恵器ー桜井谷窯跡群2-2号窯跡の調査成果からー」開催 10月25日(土)から
2025.10.15
豊中市立郷土資料館とよみゅーで10月25日(土)から特別展「古墳時代の器・須恵器ー桜井谷窯跡群2-2号窯跡の調査成果からー」が開催される。
豊中市と吹田市を中心に広がる千里丘陵には、古墳時代中期から奈良時代にかけて須恵器という焼物の窯が数多く営まれており、このうち丘陵北西側の豊中市にある桜井谷窯跡群では、これまでに40基ほどの窯跡が確認されている。
今回の特別展では、平成24年(2012年)の発掘調査で須恵器が窯詰め状態のまま発見され話題となった桜井谷窯跡群2-2号窯跡、および平成15年(2003年)に大阪モノレール少路駅の南側で行われた桜井谷窯跡群2-16号窯跡の発掘調査の成果を展示するとともに、これらの調査から判明した豊中の古墳時代における須恵器製作についても紹介される。
関連イベントとして講演会や謎解きイベント、ワークショップなども実施される。
申し込み方法など詳しくは市のホームページを。

<「古墳時代の器・須恵器ー桜井谷窯跡群2-2号窯跡の調査成果からー」概要>
■会期:10月25日(土)から12月21日(日) 9時30分から17時00分まで(入館は16時30分まで)
■休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合、翌平日)
■場所:豊中市立郷土資料館「とよみゅー」1階 企画展示室
■参加費:無料
■展示解説:11月9日(日曜)、12月6日(土曜)
各日とも13時30分から14時00分 参加費無料
参加希望の方は、当日郷土資料館「とよみゅー」まで来場を。
【講演会「須恵器の里とよなかの謎に迫る」】
古墳時代後期(6世紀)、大量の須恵器を生産していた桜井谷窯跡群。今回の講演会では、「須恵器の里とよなか」の実像について専門家による講演と討論会を行います。
■日時:11月29日(土曜) 13時00分から16時00分(12時30分受付開始)
■プログラム:
13時00分から15時15分 講演
・「桜井谷窯跡群2-2号窯跡・2-16号窯跡調査報告」
陣内 高志(豊中市教育委員会事務局社会教育課 文化財保護係長)
・「桜井谷窯跡群の須恵器生産と北摂地域社会の変化」
我妻 佑哉 さん(奈良文化財研究所 研究員)
・「桜井谷窯跡群と陶邑窯跡群」
岩越 陽平 さん(奈良県立橿原考古学研究所 主任学芸員)
・「桜井谷窯跡群の時期的変遷と特徴について」
木下 亘 さん(元奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 副館長)
・「吹田窯跡群からみた桜井谷窯跡群」
藤原 学 さん(元吹田市立博物館 学芸員)
15時15分から16時00分 討論会
コーディネーター 菱田 哲郎 さん(京都府立大学名誉教授)
■場所:豊中市立郷土資料館「とよみゅー」3階 講座室
■定員:80人
■参加費:無料
■申込:
10月25日(土)から11月8日(土)まで
電子申込(定員を超えた場合は抽選)
1件の申込につき4人まで
【謎解きイベント「桜井谷窯跡群と須恵器作りの謎」】
展示に隠された謎を解きながら、須恵器と桜井谷窯跡群について学ぼう。
■日時:11月1日(土)から11月30日(日)まで(休館日を除く) 9時30分から17時00分(入館は16時30分まで)
■場所:豊中市立郷土資料館「とよみゅー」1階 企画展示室
■参加費:無料
■申込:不要 参加当日、1階事務室にて謎解きキットを配布
【ワークショップ「須恵器を見る・触れる・学ぶ」】
須恵器や桜井谷窯跡群について学んだあと、須恵器の破片を実際に触れて観察していきます。
■日時:12月13日(土) 14時00分から15時30分まで
■場所:豊中市立郷土資料館「とよみゅー」3階 講座室
■定員:20人
■参加費:無料
■申込:
11月1日(土)から11月22日(土)まで
電子申込 (定員を超えた場合は抽選)
1件につき4人まで
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