‐箕面市‐ 大粒で風味豊かな秋の味覚「銀寄栗」が止々呂美地区で収穫開始、「栗ひろい」も楽しめる
2025.10.16
箕面市北部の止々呂美地区では、例年9月下旬から10月中旬にかけて特産の栗「銀寄(ぎんよせ)」が収穫されている。農園では、豊かな自然の中で秋の涼しい風を感じながら「栗ひろい」を体験することができる。
止々呂美地区では、山の斜面を利用して栗の栽培が行われており、栽培されている栗の多くは「銀寄」という品種。銀寄栗の特徴は、1個の重さが平均20~25グラムと大変大きくどっしりとした見栄えの大きな粒と、美しい光沢を放つ皮にある。香り高くこくのある甘みがあることから、栗ご飯や栗を砂糖漬けにしたマロングラッセなどに用いられ、食物繊維やビタミン類も豊富で、高血圧予防に効果があるといわれるカリウムを多く含んでいる。
銀寄栗は、江戸時代に広島から栗を持ち帰り、歌垣村(現在の能勢町)近隣で立派な果実をつける樹に増殖させたことが栽培の始まりとされている。「銀寄」という名前の由来は、歌垣村で大干ばつが起こった際に、銀寄栗を丹波国亀山藩に出荷したところ、多くの銀札(当時の貨幣)を得ることができ、災害にあった農民が救われたことから、その名で呼ばれるようになったといわれている。
銀寄栗は、地元の特産品がならぶ止々呂美ふれあい朝市などで購入できるだけでなく、止々呂美地区の農家が営む農園で「栗ひろい」を体験することもできる。
【概要】
<中政園>
場所:箕面市下止々呂美10819(山林内)
営業時間:10:00から16:00
●栗ひろい
開園期日:~11月3日(土・日・祝のみ)
料金:1,800 (農園の籠一杯(約1kg)の持ち帰り)
備考:平日は3日前までに4名以上で要予約・3名以下の催行不可
●いも掘り
開園期日:~掘り切るまで
料金:800 (いも2株を1口として申込、掘ったいもを持ち帰り)
備考:先着順・入場制限有り・予約不可・平日不可
●しいたけ狩り
開園期日:~11月3日(土・日・祝のみ)
料金:1,000 (農園の籠約300gの持ち帰り(超過分別料金))(大人・子ども三歳以上別途入園料有り 各\400)
備考:先着順・入場制限有り・予約不可・平日不可
※味覚狩りは気象条件などの影響で開園期間・内容時間を予告無しに変更する事あり。
詳細はコチラから
記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。