11月15日(土)16日(日)は【みんぱく】入館料が無料 「関西文化の日」で400館以上の美術館・博物館が入館無料に
2025.11.07
今回で23回目を迎える「関西文化の日」。
2003年に関西の文化事業を活性化する目的から始まり、関西一円の美術館・博物館・資料館等の文化施設の協力のもと、11月に入館料(原則として常設展)が無料となる日が設定された。
より文化や芸術に親しんでもらうとともに、関西の魅力ある文化作りを楽しんでもらおうとする文化イベント。
今年は「11月15日(土)~16日(日)」を中心日として開催され、近畿二府四県と福井県、鳥取県、徳島県を含めた9府県の400を超える文化施設の入館料が無料となる。
国立民族学博物館(みんぱく)もその施設の一つだ。
文化人類学・民族学とその関連分野の大学共同利用機関として1974年に創設され、1977年に大阪・千里の70年万博跡地に開館した国立民族学博物館(みんぱく)。
博物館をもった研究所という特殊な施設で、同館の展示は、世界を9つの地域に分けた地域展示と、音楽や言語の通文化展示からなり、オセアニアを出発して東回りに世界を一周する構成となっている。
衣食住などの生活用具を中心とした約1万2000点の展示資料と、世界の儀礼や芸能・生活の様子を紹介する約800本の映像番組などを通して、世界のさまざまな文化にふれることができる。
集積した文化資材を研究・展示し、特定のテーマを深く掘り下げた特別展や企画展を定期的に開催。
企画内容に沿った関連イベントやワークショップも多数実施されている。
現在開催中の特別展「舟と人類―アジア・オセアニアの海の暮らし」は有料だが、常設展と企画展「フォルモサ∞アート――台湾の原住民藝術の現在(いま)」は無料観覧の対象。
関西が誇る長い歴史に培われた豊かな文化に気軽に接することのできるこの機会に、様々な文化施設を訪れ、芸術の秋を楽しんでみては。
詳しくは公式サイトを。
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