‐箕面市‐ 郷土資料館で「くらしの道具展」が令和8年3月1日まで開催中
2025.12.25
箕面市立郷土資料館で、令和8年3月1日(日曜日)まで企画展「くらしの道具展」が開催されている。この「くらしの道具展」は毎年冬の企画展として郷土資料館で開催されており、市民から寄贈された資料を中心とした約1万点もの収蔵資料の一部を活用し、明治から平成初期に使われた“くらしの道具”を紹介している。
展示室には、昔の土間や部屋を再現した展示、着物や裁縫箱などの衣類に関する道具のほか、季節ごとの行事や子どもたちの遊び・学びに使われた道具が並び、昔の生活の様子を知ることができる。また、江戸時代の箕面では米作りが盛んで、特に「萱野米」や「粟生米」と呼ばれた酒米は、兵庫県の伊丹や灘で酒造りに使われていた。展示室では、昭和まで実際に米作りの際に使われていた稲作の道具も展示している。
交流スペースでは、足踏みミシンや黒電話などの昔の生活道具に触れたり、けん玉やコマなどの昔のおもちゃで遊ぶことができるコーナーが設けられている。ほかにも、同市ができた当時と現在の航空写真を見比べて、市の移り変わりや発展の様子を知ることができるコーナーもある。
今では、パソコンやタブレットなどを使い、インターネットを通してさまざまな情報を気軽に手に入れることができる。また、電気を使った多くの家電製品も普及し、便利な生活が当たり前になっている。そのため、昔の道具を使った生活は不便に感じることもあるが、昔の人の知恵と工夫がつまった道具を使った生活は、現代に生きる私たちに新鮮な驚きを与え、忘れかけていた心の豊かさを思い出させてくれるかもしれない。
なお、この企画展には毎年、社会科や総合的な学習などで「昔のくらし」を学ぶため、同市や近隣市の小学3年生が見学に訪れており、今年は既に2校から見学の申込が入っている。
【概要】
●企画展「くらしの道具展」
【期 間】~令和8年3月1日(日曜日)
【休館日】月曜(祝日の場合開館、翌平日休館)※1月12日臨時休館。年末年始(12月29日~1月3日)
【時 間】午前10時~午後5時
【場 所】郷土資料館(船場西3-8-22 市役所第二別館2階)
【費 用】無料
●くらしの道具展 関連イベント「万華鏡を作って遊ぼう!☆」
【開催日】①令和8年1月17日②令和8年2月8日
【時 間】午後2時~3時
【場 所】郷土資料館内 2階交流スペース
【定 員】各回8人(申込多数の場合は抽選)※小学2年生以下は保護者同伴
【費 用】無料
【申 込】LoGoフォームより受付 ※1月4日申込受付開始
締切①1月12日(月曜日・祝日)②2月2日(月曜日)
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