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-高槻市-企画展「馬のカタチ-祈りとくらしの工芸品-」開催

2026.02.26

高槻市立しろあと歴史館にて、3月14日(土)~5月31日(日)まで、企画展「馬のカタチ-祈りとくらしの工芸品-」が開催される。本展では、江戸時代の祭礼で使用された馬具や節句の馬人形、馬をモチーフにした郷土玩具など、約200点の資料を紹介する。

同館では、干支への造詣を深めつつ郷土玩具に親しむ機会として、毎年十二支をテーマにした展示を行っている。今回は2026年の干支である「午(うま)」にちなみ、人間にとって身近な存在である「馬」に焦点を当てる。

馬は古来、運搬や農作業を通じて人々の暮らしを支える不可欠な存在であった。馬の健康が豊かさに直結すると考えられたことから、各地で馬の寺社参詣や馬を労う風習が根付いた。また、馬は神仏の乗り物と見なされていたため、奉納や祭礼において重要な役割を担い、それに付随する馬具や縁起物が現代まで受け継がれている。

展では、高槻市内に伝わる文化財から全国各地の郷土玩具まで、多種多様な「馬のカタチ」を展示する。

・地域の文化財: 市指定無形民俗文化財である磐手杜神社の「馬祭り(神輿渡御神事)」で使用される馬具を展示。特に1608年(慶長13年)製作の馬具は、緻密な螺鈿(らでん)細工が施された貴重な逸品である。

・節句と人形: 明治から昭和初期にかけて端午の節句に飾られた「飾馬」を紹介。絹や麻の繊維で毛並みを写実的に表現した明治時代の作例が見どころとなる。

・全国の郷土玩具: 張り子、土人形、木製、ワラ製、絵馬など、全国から集まった約200点の玩具を公開する。七夕行事や豊作祈願に用いられた素朴な「ワラ馬」など、地域ごとの造形美を楽しむことができる。

【企画展概要】
会期: 3月14日(土)~5月31日(日)まで
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで)
休館日:毎週月曜日(5月4日は開館)、4月30日(木)、5月7日(木)
場所:しろあと歴史館(高槻市城内町1-7)
観覧料:無料
詳しくはコチラ

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