‐箕面市‐ 企画展「戦時生活資料展」が箕面市立郷土資料館で9月6日まで開催
2026.07.30
箕面市立郷土資料館(船場西3-8-22箕面市役所第二別館2階)で9月6日まで、企画展「戦時生活資料展」が開催されている。市民から寄贈された、戦時中の生活道具や兵士が戦地に持って行ったもの、遺品など多くの戦争関連資料を展示している。同資料館では、平成元年(1989年)から「戦時生活資料展」を開催しており、今回で37回目となる。
終戦から80年余り経った今、戦争を経験した人が少なくなり、当時の話を直接聞くことは年々難しくなっている。しかし、現在もウクライナ、ガザ地区など世界では争いが絶えない。こうした世界情勢の中で、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝え続けることがますます大切になっている。
今回の企画展では、戦争資料や写真、行政史料などを通じて戦時下の箕面を振り返る。展示では、当時、集団疎開の受け入れ先となっていた同市で、疎開児童の受け入れに向けた準備や対応が記された行政文書を紹介。また戦時中の少年雑誌には、戦闘機に搭乗することが子どもたちの憧れとなるような内容で記されており、戦時下の社会や価値観がうかがえる。そのほかにも、当時の軍服や市内で発見された米軍機の増槽も展示。さらに今回初出品として、箕面で精米店を営んだ井上重太郎氏の日記を展示する。日記には、戦争へ突入する時代に一個人がどう感じたかが率直な言葉で綴られ、テレビ放送でも取り上げられた。また、戦地に赴いた兵士たちが、箕面国民学校(現:箕面小学校)の1年生に送った返信はがきも展示している。終戦1年前と戦況が激しい中で書かれたものだが、子どもたちの健康を気遣い、優しい言葉をかける兵士たちの思いが記されている。さまざまな資料を通して、戦争という時代の中で生きた人々の姿や、それぞれの立場から見た戦時下の日常に触れれる企画展となっている。
8月1日(土曜日)、8月2日(日曜日)午前10時から午後4時にかけて、市制施行70周年記念イベント「映像・音・香りで箕面の四季・歴史文化を没入体験」が行われる。昨年、大阪・関西万博にて同市が出展した空間型VRブースを再現。また体験後には、アンケート回答でオリジナルステッカーをプレゼント。
8月9日(日曜日)の午後2時から3時にかけては、紙芝居まつぼっくりの協力により、企画展関連イベント「夏休みこども紙芝居」が開催される。戦争の話のほか、箕面の民話や創作紙芝居など親子で楽しめる紙芝居を使ったお話会。
また昨年に引き続き、平和へのメッセージを樹木の形のパネルに貼り付ける「平和の願い樹」が設置されており、来館者がパネルにメッセージを貼り付けていくことで展示が完成していく、参加型の企画も行われている。
同展で展示されている「もの」は、かつての戦争を雄弁に物語る。古びた軍隊手帳や奉公袋は、それを持ち、遠くの戦地に赴いた人がこの郷土に生きていたことの証。当時の「もの」から箕面の暮らしを知り、平和について考えるきっかけになることを目的としている。
【概要】
●企画展
期間:~9月6日(日)まで ※毎週月曜日休館(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
時間:午前10時~午後5時
場所:郷土資料館(船場西3-8-22箕面市役所第二別館2階)
費用:無料
●戦時生活資料展 関連イベント
「市制施行70周年記念 映像・音・香りで箕面の四季・歴史文化を没入体験」
日程:8月1日(土曜日)・ 8月2日(日曜日)午前10時~午後4時
場所:郷土資料館 1階会議室
費用:無料
申込:不要
●戦時生活資料展 関連イベント「夏休みこども紙芝居」
日程:7月25日(土)、8月9日(日) 午後2時~3時
場所:郷土資料館2階 交流スペース
費用:無料
申込:不要
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