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みんなが参加できる聖火リレーに各地でセレモニー開催 「56年目のファーストランの会」も参加決定

2020.02.28

東京2020オリンピック聖火リレーのルートが決まり、各自治体ではセレモニーやセレブレーションなどの計画が進んでいる。リレー出発地点では出発式が、各市では聖火を次のランナーにつなぐトーチキスなどのタイミングでセレモニーが、一日の最終地点では聖火を迎えるセレブレーションが行われ、選ばれたランナーだけでなく誰もが気軽に楽しめる内容となりそうだ。

兵庫県は5/24(日)~25(月)の2日間。摂津・播磨・但馬・丹波・淡路という歴史も風土も異なる個性豊かな五国を意識した、バラエティに富んだルートとなっている。

目玉は、朝来市の竹田城跡でのリレー。天空の城の上を4名のランナーが走る予定となっている。また宍粟市の音水湖(おんずいこ)カヌー競技場では2人乗りカヌーで聖火をつなぎ、南あわじ市は近年ビーチバレー大会の会場としても注目の慶野松原を走る。音水湖と慶野松原では、それぞれ最後にセレモニーを実施する。

竹田城

音水湖

姫路市の世界遺産、姫路城の三の丸広場や丹波篠山市の篠山城跡三の丸広場では、聖火到着を祝うセレブレーションが行われる。

神戸市は2日目のスタート地点となっていて、出発式は兵庫県庁前で行われる。当日は「56年目のファーストランの会」10名の参加が計画されている。同会会員は1964年東京オリンピック開催の際、聖火ランナーに選ばれながら不運にも台風のためリレーが中止となり、走ることができなかったメンバーだ。

幹事長の森さんは「昨年6月24日に井戸知事が定例記者会見で、ファーストランの会から1人は走らせてあげようと発言してくださいました。翌日の新聞でそれを知った私たちはびっくりしました。その後、10名のグループで参加できるという連絡を受け、当時在籍していた学校が偏らないように慎重にメンバーを選びました。前回とは違い、イベント要素が強いリレーになりそうですが、距離は短くとも全員がトーチを持てるそうなので楽しみにしています。今一番気をつけていることは、選んでいただいた全員が病気やケガなく当日を迎えることです」と喜びを語った。

「56年目のファーストランの会」幹事長の森純也さん

SNSに「#みんなの聖火リレー」をつけて当日の様子を投稿すれば、聖火リレーサイトまたはSNS上で公開されることも。また各プレゼンティングパートナーがフォトコンテストを開催。各社のテーマにあわせた素敵な投稿にはオリジナルグッズがプレゼントされる。ランナーがどこを通るのかは、聖火リレーサイトで確認できるので、近所などでいい場所があれば沿道で声援を送ろう。

■聖火リレールート詳細
(市町村・出発予定地→到着予定地)
【5月24日】
[豊岡市]六方防災ステーション立野拠点→市役所前市民広場
[朝来市]北千畳→南千畳
[朝来市]朝来市立竹田小学校グラウンド→竹田駅
[宍粟市]音水湖カヌー競技場第2会場→ダム管理事務所前
[加東市]兵庫県北播磨県民局社総合庁舎前→加東市役所前
[小野市]小野市役所駐車場出口→小野希望の丘陸上競技場内
[加古川市]兵庫県加古川総合庁舎前→鶴林寺
[姫路市]大手前公園→姫路城三の丸広場
[セレブレーション会場]姫路市・姫路城三の丸広場
【5月25日】
[神戸市]兵庫県庁芝生広場→BEKOBEモニュメント前
[明石市]明石市立天文科学館前→大蔵海岸公園こども広場北側ロータリー
[南あわじ市]西淡中学校前→ビーチバレーコート・瓦舞台付近
[西宮市]甲子園駅前広場→浜甲子園運動公園東駐車場
[尼崎市]尼崎市記念公園陸上競技場(西側スタンド前)→尼崎城址公園
[三田市]郷の音ホール駐車場西口→西対中東交差点
[丹波篠山市]篠山中学校→篠山城跡三の丸広場
[セレブレーション会場]丹波篠山市・篠山城跡三の丸広場

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