【健康寿命をのばそう】健康寿命を“快腸”にサポート

腸の主なはたらきは消化と吸収。同時に人体最大の免疫器官であり、近年は「第二の脳」とも呼ばれ、健康寿命の延伸のための重要な器官として注目されている。腸の健康について、ねもとクリニックの根本康院長に話を伺った。
腸のはたらきは「第二の脳」とも
小腸で栄養を吸収し大腸で水分を吸収する腸は一般的には消化器官というイメージが強いが、神経系や液性因子を通じて脳と腸は連携しており、脳からの命令がなくても自分で判断してはたらく「第二の脳」として注目されている。腸の中には「善玉菌」と「悪玉菌」の他にバランスが優位にある菌に加担する「日和見菌」が存在。腸内環境の様相「腸内フローラ」が善玉菌優勢となっているかどうかは、腸内を直接見る以外には、便の状態を観察するのが有効だ。
「よくあること」で片付けずに
腸の疾患といえば大腸ガンや腸閉塞、虫垂炎(盲腸炎)、大腸ポリープなど深刻なものが挙がる一方で、便秘や下痢、腹痛は「よくあること」や「大したことではない」と我慢して、お腹からの重要なサインをスルーしがちな面も。「お腹の不調を感じたら、気軽に受診を。また、悪性疾患の場合は、検査から治療の過程にタイムラグが発生することが一番良くありません。血液検査だけでなく、大腸カメラやCTによる画像診断から治療までをワンストップで行えるのが当クリニックの強み」と根本院長。クリニックでは比較的少ないCT機器を導入。正確な画像診断で早期発見・早期治療を目指す。
お腹の悩みをセルフチェック
大腸疾患の罹患率は40歳を超える頃から徐々に高まっていき、60歳を超えると生存率が急激に悪化するといわれているため、早めの検査をすすめている。セルフチェックリストを行うこともきっかけの一つになる。

「検査をもっと身近にしたい」との思いで、昨年6月に同クリニックを開院した根本院長。

ねもとクリニック

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