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TOP > 先生を知れば塾が分かる > 論理的思考を育み、未来につながる学びを/学習塾
小1から中3までを対象にした個別学習塾の「セルモ 豊中緑丘教室」では、生徒ごとに組み立てるキメ細やかな学習プログラムが大きな特長だ。的確な指導を行うため、課題を解く時のクセや単元の中でどの部分の理解が足りていないかなど絶えず確認を行う。さらには、授業中だけではなく家庭や学校での様子を保護者らにヒアリングし、より素の性格に合わせた個別学習を実践している。
オーナーであり塾長を務める古川さんが、これほど個別指導にこだわるのは、過去に勤めていた学習塾での経験に理由があるという。「成績は、先生の教える能力によって大きく左右されます。また、理解のレベルに差があるため取り残される生徒が出てしまうことにも違和感がありました。そこで、生徒ごとに合わせた指導を行える塾を作りたいと思ったんです」と、話す。その想いがあったからこそ、学習ばかりではなく性格を理解するところまで踏み込み指導する、「セルモ 豊中緑丘教室」が誕生した。
そんな古川さんの個別指導を中1から受け、大きな飛躍を遂げたという大学生の宮崎さんは、現在、同塾で講師として指導にあたっている。その当時のことを振り返り、「古川さんは私がおとなしい性格だと理解して、とにかく明るく接してもらい勉強に向かう気持ちを盛り上げていただきました。学習面では、数学が得意科目だったのですが、計算式を書く力が弱いと見抜かれ、何度も指導をしてもらいました。得意科目の数学がその指導でさらに磨かれ、100点をとれたこともありましたね」と、話してくれた。
同塾では、生徒ごとに合わせたプログラムを組み立てると同時に、力を注いでいるのが算数(数学)の力を伸ばすことだ。「問題のポイントを整理し、正確な計算を積み重ね、答えを求めるのが数学です。その中で、筋道を立てて物事を理解する“論理的思考”が育まれます。言葉で説明してもらう授業や反復問題を取り入れることでその能力を高めていきます」と、古川さん。論理的思考が身に付くと、学力の基盤が厚くなり自然と他の科目の理解度も上がるという。
古川さんたち講師が、それらの学習の中で大切にしているのは、一方的な考えや思いで指導しないことだという。「例えば、残った課題は、塾で終わらせるのか、宿題にするのか。または、この目標でいいのか、別の目標に変えるのか。自分で決めてもらうことで、自ら考えて行動する力が育ち、学習意欲にもつながります」と、古川さんは言う。こうした、子どもたちの主体性を育もうという優しい思いも、ひとつの特長と言えるだろう。